大きいサイズの族ヘルと言えば!?リードRX-300Rを買ってみた
筆者、決して暴走する方の族ではありませぬ!ノリンです。
今までジェットヘルメット、いわゆる「ジェッペル」を使用していたのですがどうもあのスースー感が苦手・・・否!
それもありますがバイクに乗ると楽しすぎて、いつもニヤニヤしているキモイ顔をさらしたくないのです。
また、今回選ぶフルフェイスは”族ヘル”と決めていました。
理由としては、筆者の乗っている車両が「1995年生のカブ=旧車」ということで族ヘルの方が似合うんじゃないかと思ったことと、
倉庫に眠っている伝説級の旧車をそろそろ乗り出そうとしているからであります。
※伝説級の旧車の話は機会があればどこかで(^^)
ということで、族ヘルを購入することにしました。
選んだヘルメットはRX-300R(リード社製)
まず、ヘルメットの規格には「PSC」「SG」などがありますが、「PSC」マークがないものは乗車用ヘルメットとしての販売が法律で禁止されています。
RX-300Rは「PSC」はもちろん「SG」基準に適合した製品で、全排気量対応の安全基準を満たしているヘルメットですので安心して使用できます。
筆者が族ヘルを購入するにあたって気にしていたのは下記3点です。
- サイズ
- 形
- 価格
ヘルメットのサイズ
まず、バイク店に行って実際に装着してみて選ぶに越したことは言うまでもありませんが、近くにバイク屋がなかったり、行くのが面倒だったりとやはりネットで買いたくなってしまう筆者です。
ただ、ネットでの購入に当たり一番困ったのがサイズでして、参考サイズは書いてあるものの頭周り「59~60cm未満」の商品がほとんどとなっておりました。
きっと、「59~60cm未満」が平均サイズなのでしょう。
筆者の頭周りは一番広いところで61㎝なのですが、どうやら筆者は頭がデカいようです。
ヘルメットを探していて分かった、悲しい現実でございますが、大きい分、脳ミソがブッ詰まっていることを祈ります・・・
このRX-300Rはサイズが「61㎝~62㎝」となっており筆者のデカい頭にもピッタリのサイズでした。
実際に装着してから購入したわけではないので「ちゃんと入るかな?逆に大きすぎないかな?」という不安はあったものの実際に購入し、装着してみたところ・・・
何の問題もなくスッポリと装着することができました。
装着した感想
RX-300Rはおでこ周りには少し余裕があり「ほっぺたがギュッとする感じ」のヘルメットでした。
肉付きにもよると思いますが、筆者(身長:172㎝ 体重:75㎏)の場合は装着するとほっぺたが少し押された感じになります。
ワンチャン一つ下のサイズのRX-200Rでもありかな?とか考えていたのですが、この感じだと厳しそうです。
※装着していないので不明ですが・・・
本来頭を守るものですので、ヘルメットのサイズ選択は、頭全体が隙間なく密着するのが正解です。必要があればスポンジを追加するなどして密着具合を調整します。
ちなみに以前筆者は、フルフェイスに2つのタイプがあると勘違いしていました。
- おでこ周りで固定するタイプ
- ほっぺた周りで固定するタイプ
例えば、
アライ:おでこ辺りで固定するタイプ
ショウエイ:ほっぺた辺りで固定するタイプ
と思っていましたが、バイク屋の店員さんに聞いたところ、ショウエイの方がタイトな作りになっているとのことで、勝手に勘違いしてしまっておりました。
やはり、ヘルメットは実際に着けてみるのが良いですね。
走行中
フルフェイスとなりますので、ジェッペルに比べれば遥かに風にさらされる事はなくなります。
ただ、アライやショウエイのフルフェイスと比べた場合、RX-300Rはシールドとヘルメットの間に少し隙間があるので、隙間風があるように感じます。また顎の辺りも何も付いていないので、口元にも風が入ってきやすいです。
とはいえ、アライなどを使っていた方がRX-300Rに変えた場合に多少気になるかも?といった程度なので、気にしなければ何の問題もありません。
そもそも価格差もありコンセプトも違いますので、同じ土俵で比べることはできませんし、アライやショウエイには”族ヘル”と呼ばれる形状のヘルメットは存在しないようなので、族ヘルとはそういうものだと考えておきましょう。
族ヘル独特の形状
族ヘルとは、簡単に言えば「昔のフルフェイス」です。
現代のような高機能なフルフェイスの元祖といった方が、分かりやすいでしょうか。
なので、空調のようなダクトもありません。
形状も現代のヘルメットは下半分が頬や顎のラインに添うように丸みを帯びているのに対し、族ヘルはストンと真下に落ちているような形状をしています。
特徴を箇条書きにすると
現代のヘルメット
- シールドの開口部が小さめ(鼻が隠れる)
- 頬や顎のラインに添う形状
- ダクト(空調穴)が空いているものがほとんど
族ヘル
- シールドの開口部が大きい(鼻が見える)
- 頬や顎のラインがストンと真下に落ちる形状
- ダクトなどの穴が無くツルっとしている
というような感じ
そりゃレトロ形状なので、現代のヘルメットに比べれば機能面で劣るとは思いますが、そんなものは関係ない!
このレトロな、クラシックな形状が古いバイクには良く似合うのです。
バイクは車と違い人が生身で乗るのですから、人が乗った時のシルエットも非常に重要ポイントなのですよ!
バイクを複数台所持している人の中には、乗るバイクによってヘルメットを変える方もいるくらいです。さらには、バイクのカラーリングに合わせてヘルメットを塗装したりもします。
このように、超越したカッコよさ、渋さが族ヘルの魅力ではないでしょうか。
価格
RX-300Rは1万円ちょっと(2024/4 時点)で買えてしまいます。
ちなみに、1970年~80年当時もヘルメットに価格帯でのランク差はあったと思いますが、レトロ形状の「族ヘル」は形状もシンプルなことから金額的にも手に入れやすかったため若者(暴走族)に普及したという説もあるようです。
TOPメーカーのフルフェイスともなると安くても実売価格は5万円を超えるものがほとんどで、サイズにもよりますが好きなヘルメットを選ぼうとすれば、6~7万円は用意しておかないといけません。
命を守るための物ですから、金額で決めることではないのですが・・・さいふが・・・ねぇ?
分かっては居ても5倍近くの差があるとちょっと気が引けてしまう筆者であります。
欲を言えば、TOPメーカーのフルフェイス1個と族ヘル1個を持っておきたいところです。(笑)
シールド
RX-300Rにつけられるシールドです。
そのままでも十分カッコいいヘルメットですが、シールドがクリアだと嫌な人も多いはず!
大丈夫!ちゃんとスモークもあります!
しかも濃いのと薄いのが選べます!
好みではありますが、
- バイクの運転中まぶしさを感じるのが嫌な方は濃いめ(スモーク)
- 濃すぎても見えずらいから薄め(ミッドスモーク)
など、カスタムしてみるのも良いですよ!
ちなみに筆者はミッドスモークを装着しています。
スモークのように濃い色がついたシールドは、夜になると非常に見えずらくなってしまいます。なので、ツーリングで帰りが夜になってしまう時などは注意が必要です。
まとめ
リードRX-300R、いかがでしょうか。
頭が大きい人向けの族ヘルは種類も少ないので選べる商品が少ないのですが、その中でもリード工業は歴史ある日本のヘルメットメーカーが出している族ヘルですので、信頼できるヘルメットではないでしょうか。
また価格も1万円程度で購入が可能なので、すでにアライなどのヘルメットを持っている人も、用途別に族ヘルを持っておくのもいいかもしれません。
旧車にはやっぱり族ヘルですよね!
ではまた