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2024.01.31 2025.03.17 整備

カブ 締付トルク一覧 モンキー ダックス シャリーなどにも【永久保存版】

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車体を分解整備した時に必ず参考にしたいのが、サービスマニュアルに記載されている「締付トルク表」です。後ほどご紹介する締め付けトルクもカブのサービスマニュアルの数値をそのまま記載しています。

「締付トルク」が分からないと、安心して乗れる車体を組上げることは厳しいと思います。

特に下記「締付トルク表」で名指して規定が決まっている箇所

  • エンジン関係
  • フレーム関係

は、わざわざ部品ごとの規定トルクが決められていることから「より重要な個所」と想像がつくと思いますので、下記表を活用して安心して乗れる車体を作りましょう!

もしかしたら、「経験豊富な人は感覚で組上げる」と考える方も居るかと思いますが、逆に経験豊富な人ほど、規定トルクを忠実に守ります。※他人の車体を組む場合は特に!

筆者も手元にトルクレンチが無かったため手締めで「このくらいかな?」などと作業をして失敗した経験があります。

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バックファイヤーだと考えていた症状が、とある整備中にバックファイヤーでは無いことが判明し原因も分かりましたので記録します。

少し余談です。

車のタイヤ交換でホイールナットに取付けたレンチの上に乗り「全体重を掛けて、動かなくなるまでまで締め付けます!」と言いながら、ナットを閉める女性の動画を見た事がありますが、あんな車が走っているのかと思うと背筋が凍ります。

動画は冗談で撮られたものかもしれませんが、絶対にやらないでね!

トルクレンチで閉めると分かりますが、ホイールナットは思った以上に弱い力でしまっていますよ!

ちなみに車のホイールナットの締め付けトルクは、一般的に

  • 普通乗用車では90~110N・m(9~11kgf・m)
  • 軽自動車では70~90N・m(7~9kgf・m)です。

という事で少し脱線しましたが「トルクレンチ」は整備に必須の工具なので、必ず準備しておきましょう!

おすすめのトルクレンチと使い方を見る

もくじ

Toggle
  • おすすめのトルクレンチ
    • エンジン整備向けのトルクレンチ
    • フレーム向けのトルクレンチ(車のホイールにも使えます!)
    • ボックスレンチ取付部、変換アダプター(ボックスを使い回し出来るので便利です!)
    • エンジン整備向けのトルクレンチ SK11(エスケー11) 1.5~30 N・m【人気】
    • フレーム向けのトルクレンチ SK11(エスケー11) 6.8~135N・m【人気】
  • トルクレンチの使い方
    • トルクレンチの設定
  • 標準締め付けトルク
  • エンジン関係
    • 点検・調整
    • 潤滑装置
    • 駆動装置
    • シリンダヘッド・バルブ
    • シリンダ・ピストン
    • クラッチ・ギヤシフトリンケージ
    • ACジェネレータ・カムチェーンテンショナ
    • クランクシャフト・トランスミッション・キックスタータ
  • フレーム・足回り関係
    • 外装部品、マフラー
    • エンジン脱着
    • フロントホイール・ブレーキ・サスペンション・ステアリング
    • リヤホイール・ブレーキ・サスペンション
    • 始動装置
    • その他
  • まとめ
    • エンジン整備向けのトルクレンチ
    • フレーム向けのトルクレンチ(車のホイールにも使えます!)
    • ボックスレンチ取付部、変換アダプター(ボックスを使い回し出来るので便利です!)
    • エンジン整備向けのトルクレンチ トネ(TONE) 3~15 N・m
    • フレーム向けのトルクレンチ トネ(TONE) 20~100 N・m
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おすすめのトルクレンチ

下記は筆者も使っているAmazonべーシックの商品ですが、DIYには十分な性能だと思います。

エンジン整備向けのトルクレンチ

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フレーム向けのトルクレンチ(車のホイールにも使えます!)

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ボックスレンチ取付部、変換アダプター(ボックスを使い回し出来るので便利です!)

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デジタル表記で分かりやす方が良い方向け

エンジン整備向けのトルクレンチ SK11(エスケー11) 1.5~30 N・m【人気】

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フレーム向けのトルクレンチ SK11(エスケー11) 6.8~135N・m【人気】

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トルクレンチの使い方

ニュートンメートルのトルク表記

トルクレンチを使用する際は正確なトルクを設定することが重要ですので、各部品ごとの適切なトルク値(下記トルク表)を確認しましょう。

トルクレンチの設定

※上記画像の設定トルクは2.5 N・mとなります。

使うメーカーのトルクレンチによっても多少方法が異なりますが、大まかな順番は下記の通りです。

  1. 下記表や各バイクのパーツリストで目的のネジのトルクを確認
  2. トルクレンチのノブを回し目的のトルクにセット
  3. 適切な大きさのボックスレンチを付ける
  4. 「カチッ!」や「カコンッ!」となるまで回したら完了
POINT

1つの部品が数本のネジで止まっている場合は、1回で締め付けを完了させることは避けましょう。その場合の方法は部品中央付近のネジからスタートして、対角線上に少しずつ占めていき2~3週目で締め付けを完了するぐらいが良いです。
1回目から締め付けてしまうと、目には見えない歪みが部品に発生する場合があります。

標準締め付けトルク

トルクレンチ

標準というだけあって、基本となる締め付けトルクです。

トルクが指定されていない部品のネジは下記の表を参考にしてください。

サイズ(mm)締め付けトルク
N•m (kgf.m)
5 mmボルト、ナット5 (0.5)
6mmボルト、ナット10(1.0)
8mm ボルト、ナット22(2.2)
10mm ボルト、ナット34(3.5)
12mm ボルト、ナット54(5.5)
5mmスクリュ4(0.4)
6mmスクリュ9(0.9)
6mm SHフランジボルト(フランジ:小)10(1:0)
6mm SHフランジボルト(フランジ:大)12 (1:2)
6mmフランジポルト、ナット12(1.2)
8mmフランジポルト、ナット26(2.7)
10mmフランジボルト、ナット39(4.0)

エンジン関係以降に示されていない箇所は標準トルクで締め付けることを覚えておきましょう。

エンジン関係

エンジン関係
注意!

備考欄を参考に下記処置を行ってください。
1.ねじ部と座面にエンジンオイル塗布
2.アロックボルト(取り外した場合は新品に交換)
3.かしめる
4.Uナット

点検・調整

移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
クラッチアジャストロックナット1812(1.2)
スパークプラグ11012(1.2)
エンジンオイルドレンボルト11425(2.5)
フューエルストレーナカップ1240.4(0.04)

潤滑装置

移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
オイルポンプカバースクリュ355(0.5)
オイルポンプマウントスクリュ368(0.8)

駆動装置

移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
ドライブスプロケットボルト2612(1.2)

シリンダヘッド・バルブ

移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
バルブアジャストロックナット259(0.9)
パルプアジャストホールキャップ23012(1.2)注意1
タイミングホールキャップ
(カスタム、リトルカブデラックス)
1141 (0.15)注意1
クランクシャフトホールキャップ
(カスタム、リトルカブデラックス)
1303(0.3)注意1
シリンダヘッドカバーキャップナット3411 (1.1)
シリンダヘッドカバーナット1411 (1.1)
カムスプロケットボルト259(0.9)
シリンダヘッドR.サイドカバーボルト1610 (1.0)

シリンダ・ピストン

移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
カムチェーンガイドローラピンボルト1810 (1.0)

クラッチ・ギヤシフトリンケージ

移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
クラッチアッセンブリスクリュ456 (0.6)
クラッチロックナット11442(4.3)
クラッチアウタカバースクリュ455(0.5)
シフトドラムカムプレートボルト1617 (1.7)
シフトドラムストッパアームボルト1610(1.0)
シフトアームリターンスプリングピンボルト1829 (3.0)

ACジェネレータ・カムチェーンテンショナ

移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
フライホイールナット11041(4.2)
カムチェーンテンショナシーリングボルト11225(2.5)
カムチェーンテンショナビポットボルト1816(1.6)

クランクシャフト・トランスミッション・キックスタータ

移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
シフトドラムボルト1612(1.2)

フレーム・足回り関係

フレーム関係

外装部品、マフラー

移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
ステップボルト4822(2.2)

エンジン脱着

エンジンを降ろしている
移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
アッパエンジンマウントナット1834(3.5)
ロアエンジンマウントナット1829(3.0)

フロントホイール・ブレーキ・サスペンション・ステアリング

カブ ボトムリンクのオーバーホールを徹底解説
カブ ボトムリンクのオーバーホールを徹底解説
カブ90(HA02)のフロントサスペンション交換とボトムリンクOH(オーバーホール)を行ったのでその記録です。コツも紹介しています。
移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
フロントアクスルナット11044(4.5)注意4
フロントクッションアッパマウントボルト2829(3.0)
フロントクッションロアマウントボルト21024(2.4)注意4
クッションアームピボットナット2818(1.8)
クッションアームピボットボルト1810(1.0)
フロントブレーキアームナット1610(1.0)
フロントプレーキアームボルト
(リトルカブLⅡ)
1610(1.0)
フロントスポークニップルBC2.92(0.25)
ステアリングステムナット12288(9.0)
トップブリッジワッシャボルト2834(3.5)
ステアリングマウントボルト、ナット2829(3.0)
トップブリッジプレートボルト
(リトルカブLⅡ)
2829(3.0)
フォークトッププレートボルト2829(3.0)
ステアリングステムトップスレッド122(⇒12-31)

リヤホイール・ブレーキ・サスペンション

カブ リアサス交換 おすすめ紹介と取付手順も解説
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移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
ドリブンスプロケットナット
(DX STD,CUS,リトルカブLⅡ)
4849(5.0)注意4
ドリブンスプロケットナット
(プレスカブLⅡ)
4844(4.5)注意4
ドリブンスプロケットスタッドボルト
(プレスカブLⅡを除く)
4820(2.0)
リヤアクスルナット
(DX, STD, CUS,リトルカブLⅡ)
11259(6.0)注意4
リヤアクスルナット(プレスカブLⅡ)11269(7.0)注意4
リヤブレーキアームナット1610(1.0)注意4
リヤブレーキアームボルト(リトルカブLⅡ)1610(1.0)
リヤブレーキトルクリンクナット1814(1.4)
リヤブレーキアームナット1610(1.0)
リヤスポークニップルBC2.92(0.25)
アクスルスリーブナット
(DX, STD, CUS,リトルカブLⅡ)
11744(4.5)
アクスルスリーブナット(プレスカブLⅡ)11769(7.0)
スイングアームピボットナット11034(3.5)注意4
リヤクッションアッパマウントナット21025(2.5)
リヤクッションロアマウントナット21029(3.0)
ドライブチェーンケースカバーボルト4610(1.0)

始動装置

移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
スタータクラッチアウタスクリュ3610(1.0)注意3

その他

移め付け箇所個数サイズ
(mm)
締め付けトルク
N•m (kgf.m)
備考
キックスタータペダルボルト1616(1.6)
サイドスタンドピボットボルト
(プレスカブLⅡ)
2128(0.8)注意3
サイドスタンドロックナット
(プレスカブLⅡ)
21259(6.0)
グリップヒータボルト(プレスカブLⅡ)1610(1.0)

まとめ

正確で安全な整備を行うためにトルク管理は非常に重要です。

バイクはDIYで気軽に分解・改造できるところも楽しみ方の一つであり、自分で整備するからこそ愛着が湧いてくる乗り物だとも思います。

折角の大切なバイクですから、しっかりとトルク管理をして「安全」で乗れるようにしておきましょう。

ではまた!

エンジン整備向けのトルクレンチ

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フレーム向けのトルクレンチ(車のホイールにも使えます!)

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ボックスレンチ取付部、変換アダプター(ボックスを使い回し出来るので便利です!)

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エンジン整備向けのトルクレンチ トネ(TONE) 3~15 N・m

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フレーム向けのトルクレンチ トネ(TONE) 20~100 N・m

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この記事を書いた人

ノリン

元整備士で、現在はSE?として活動中の [ノリン] です。
バイクと釣りが大好きで、自身の経験や情報を共有するためにこのサイトを運営しています。
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