カブ バックファイヤーじゃなかった!?驚きの原因とは?

いや、まいったねこりゃ!ノリンです。
さてさて、前の記事で散々バックファイヤーだと書いていたのですが、とある整備中にバックファイヤーでは無いことが判明し原因も分かりましたので記録します。
バックファイヤーだと勘違いして書いた記事
起きていた症状は下記です。
- アクセルをギュっと開けると1/2開度くらいでパンパン鳴る
- エンジンが冷えている時のみ発生
このような状態だったために、バックファイヤーと勘違いしていたのです。
エンジンが温まれば症状も出ないので、普通にツーリングも出来てしまいました。
早速ですが、何が原因で爆発音が鳴っていたのでしょうか。
バックファイヤーじゃなかった!音の正体とは!?

まず爆発音が鳴っていたのは、キャブでは無く、エンジン本体でした。
えっ?ですよね。
実は「キャブセッティング(ヘッド交換後)」の時メインジェットを薄くしたことで、爆発音は大分落着いていたのですが、完全に治ってはおりませんでした。
はて、どういうことなのか?
音の鳴る原因
音の鳴る原因はヘッドボルトの締付トルク不足からなるものでした。
つまり、締付トルクが足らないために燃焼室の爆発が強い時?だけ、ヘッドガスケットの隙間から「パパン!」と圧力が漏れ出ている音でした。
まさか締付トルク不足でこんな症状になるとは思ってもいませんでした。
なんかすいません!バックファイヤーとか言ってて
お恥ずかしい限りです。。(笑)
締付トルク不足になった原因

なぜ締付トルク不足になったのかについては明確に判明しておりまして、単純にトルクレンチを使っていなかった事が問題でした。
カブ系横型のヘッドボルトの締付トルクは1.0/kg~1.3/kgなのですが「何とかなるだろう」と思いながら感覚で「このくらいかなぁ」と作業しておりました。
作業前に1㎏の感覚が分かるようにと、1リットルのペットボトルを用意し、力加減を試していたことは・・・内緒
エンジンを触るのであればトルクレンチは用意しておきましょう。(笑)
筆者も速攻で購入しました。
おすすめのトルクレンチ
下記は筆者も使っているAmazonべーシックの商品ですが、DIYには十分な性能だと思います。
エンジン整備向けのトルクレンチ
フレーム向けのトルクレンチ(車のホイールにも使えます!)
ボックスレンチ取付部、変換アダプター(ボックスを使い回し出来るので便利です!)
デジタル表記で分かりやす方が良い方向け
エンジン整備向けのトルクレンチ SK11(エスケー11) 1.5~30 N・m【人気】
フレーム向けのトルクレンチ SK11(エスケー11) 6.8~135N・m【人気】
なるべくお金を掛けずに作業を進めたかったとはいえ、いけませんねぇこれは、筆者の頭のねじを規定トルクで締め直してほしいです。
音の原因に気づいた瞬間
それは純正エアクリーナーの取付に無理があったので、パワーフィルターに交換していた時のことです。
ふと「直キャブでエンジンを掛けて様子を見よう」と思いたち、レッグシールドを外したままエンジンを掛けました。
もちろんバックファイヤーのことも頭にあったため、バックファイヤーってどんな感じで火を噴くのか見てやろうと考えアクセルを回しました。
パパンッ!!(ヘッドガスケットから白い煙が)
そっちかい!
そんな状況です。
まとめ
バックファイヤーだと思っていた症状がまさかのヘッドガスケットからの圧力抜けだとは思いもしませんでした。
確かに思い返せば、症状だけでバックファイヤーと決めつけていたので、実際にキャブから火を噴いているところを見たわけでは無いんですよね。
症状や状態を見る時に、決めつけから入ってしまうと改善までに余計な時間が掛かってしまうことは良い教訓になりました。
皆さんは、トルクレンチ使ってくださいね。(笑)
では、また!