カブ プラグコードをNGKパワーケーブルに交換 方法も解説

あなたのことずーーーっと気になってました!ノリンです。
プラグコードを交換しましたのでその記録です。
ずっと気になっていた理由は
などの作業でプラグコードを触ったのですが、劣化でプラスチックのように硬くなっていたからでございます。
まあ硬くなるのも当たり前で、筆者のカブは1995年製ですがプラグコードは一度も交換された形跡はありませんでした。
そこで、こちらの商品に交換することにしました。
早速ですが、気になる効果やいかに!
プラグコード交換の効果

個人的な意見ですが、体感できるような変化を感じることはできませんでした!(笑)
「多少、レスポンスが上がった?」ような気がしますが、プラシーボ効果と言われればそれまでのような感じです。
プラグコード交換で性能UPは期待しない方がいいですね!
ただ、ドレスアップ効果はあります!(下記「まとめ」に取付画像があります。)
これから色々と書きますが、今回の目的はあくまで古くなったプラグコードの交換です。最初から特別な効果は期待していませんので悪しからず・・・

画像の説明には「効果絶大」のように色々と書いてありますが、よく見ると「グラフや数字のマジック」に見えてしまいます。
色々とありますが、例えば「加速性能比較」で、グラフを見ると45k/H(この単位何?45km/hの間違いかな?)から10秒間の加速時に進んだ距離?が
- ノーマルケーブル:142mとちょっと
- パワーケーブル:143mとちょっと
その差、約1m!!
しかもテスト車両は「400㏄ V型 2気筒」
いや!!カブ(97㏄)でなにが変わるっちゅうねん!!(笑)
誤差・・・?とか思ってしまいました。
一応言っておきますが!!決して悪く言いたい訳ではありません。企業として嘘を書く訳は無いと思いますので結果も本当の事だと思います。
じゃあなぜ、効果が少ないのでしょうか?考察してみました。
プラグコード交換のみだと効果が少ないのはなぜ?
まず、プラグコード(プラグ)に流す電気を作っているのはイグニッションコイルです。イグニッションコイル(コイルの巻き数)を変えなければ、電気量の増減は無いのが通常です。もちろん電源は12Vとして。
つまり、プラグコードだけを変えても電気量が増えるわけでは無いので「効果が感じられない」となるのではないのでしょうか。
ただし、これはプラグコードが正常な状態を仮定した話なので、経年劣化などで電気導線(銅線)に傷が出来るなどで電気が通りにくくなり、結果的にスパークが弱くなることはあり得るのかなと思います。
このような場合は、新しいプラグコードに交換することで、元の状態まで戻すことはできるはずです。それ以上にはなりませんが・・・
じゃあプラグコード交換の効果は全くないのかというとそういう話でもないと思いますので、さらに考察してみます。
プラグコード交換の効果を最大限出すには?
やはり
- 古いプラグコードの交換(線にダメージがある場合)
- イグニッションコイルの交換
の2パターンではないでしょうか。
「1.」は先ほども説明した通りで、「2.」についても単純な話、元電源が強くなれば、スパークも強くなるはずです。
そもそも、プラグコード交換をしたい理由には
- 劣化しているから交換
- スパークを強くしたい
が殆どだと思いますので。もし、「2.」に当てはまるのであれば、イグニッションコイルごとの交換をおすすめします。
ASウオタニ SPⅡ 単気筒 汎用
モンキー・ダックス・シャリーなどにも使えるコイルです。
こちら、ウオタニSPⅡは4miniや旧車をやってる方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
純正を模した形のイグニッションコイルとは違い正真正銘効果のあるイグニッションコイルと言われています。値段は高いですがその分効果も絶大で、特に中華エンジンに乗せ換えたり、その他カスタムで始動性が悪くなったエンジンでも一発で始動するようになったなどのレビュー目立ちます。
そもそも、そんなに壊れる部品ではないですし、中途半端なイグニッションコイルを入れて「効果がなかった」ではお金も勿体ないので、最初から「ウオタニSPⅡ」を入れてしまうのもありかと思います。
なんだかんだ書きましたが、交換していきます。
プラグコード交換

見ての通り、劣化しております。


説明書には純正の配線をカットして、途中から接続するように書かれていますが、それでは意味がないと思いましたので、今回はイグニッションコイル根本から交換をしました。
イグニッションコイルの取り外し

カブのイグニッションコイルはガソリンタンクの下のスペースについているため、バッテリーの入れ物を外してアプローチしていきます。
バッテリーは、車体前方から見て左のサイドカバー内にあります。


コイル本体は、車体前方から見て右側のサイドカバーの中にある赤丸のナットで固定されているので外すと取れます。

二つの端子を外し、コイル本体のみにしてコードの交換作業を行いました。
コードが抜けない
・・・コードが抜けない・・・これは焦りました。
引っ張っても、ねじっても抜けない。
なのでここは、ペンチでコードを掴んで「せーの!」ブチブチブチっと!!
・・・根元からちぎれました・・・
予想外。
なんと頑丈な接着、さすがHONDAです。
いやいや、そんなこと言ってる場合ではありません。
根元からちぎれたので、穴がピッタリ塞がれていて
- 「コード同士の接続」に切り替えることも出来ない
- 新しいコードは刺さらない
で、だいぶ焦りました。
一瞬、バイクショップに社外のイグニッションコイルを購入しに行くか迷ったほどでした。
ですが、ここは意地で頑張りまして何とか残りカスを掘り出すことに成功しました!

見てください、穴周りの傷を!!格闘の末キレイにできました。この真ん中に見える針がなかなか見えずに苦しんでいたのです。
ここまでくれば新しいコードを差し込んで完了です。
コードはエンジンとフレームの隙間を通してから接続してください。接続後に通すことは出来ませんので注意しましょう。
コードの差し込み

そのままでは、NGKパワーケーブルが太く差し込みが困難だったため、全周を少しずつ削り適当な太さに調整しました。

さらに振動や衝撃で抜けてしまうのは嫌なので、差し込む際には接着剤で固定しておくことにしました。これで次回もコードが抜けずに苦しむことでしょう・・・(笑)
接続部は元々のカバーを使うか、熱収縮チューブなどで、接続部を保護したほうが良いかと思います。コード接着の前に前もって入れ込んでおきましょう!

参考までに、この大きさの熱収縮チューブでは、イグニッションコイル側が入りませんでした。もう1,2個上の大きさなら大丈夫かもしれません。
※ちゃんと計ってから買うのが一番です。
あとは、逆の手順で取り付けて完了となります。
まとめ


作業自体は、難しい内容ではないのですがコードを元から変えようと思うと、少しハードルが上がるかもしれません。
ピックのような尖った物で根気よくほじってあげてください。
また、望む効果にもよりますが、プラグコードの交換で大きな効果を期待しない方が良いです。元通りの性能に戻る程度に考えておきましょう!
コードの色を変えることで、スポーティーな印象になり、ドレスアップ効果は高いのでそういう意味ではおすすめの商品です。
コードが劣化して硬くなってる方や見た目を変えたい方は是非挑戦してみてください。
では、また!