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2024.10.23 2025.05.14 エンジン

GPX125を徹底解説!初期整備の交換部品を全て紹介【モンキー・ダックス・シャリー・カブ】

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GPX125=ゴリラが パラシュートで 降りてきた!×125匹も!ノリンです。

さて今回は、中華最強エンジンとして名高いGPX125について語っていきたいと思います。

  • GPZ125ってどんなスペック?
  • 互換性のある部品が知りたい!
  • 初期整備で必要な部品は?

などの疑問を解決できると思います。

ではまいりましょう!

もくじ

Toggle
  • GPX125ってどんなエンジン?
    • モダンワークスとミニモトの違い
    • ジェネレーター/フライホイールの違いについて
    • ジェネレータカバーのスプロケ部分がカットされている理由
    • GPX125のスペック
  • 購入後の分解整備は必要?
    • エンジン整備向けのトルクレンチ SK11(エスケー11) 1.5~30 N・m【人気】
    • フレーム向けのトルクレンチ SK11(エスケー11) 6.8~135N・m【人気】
  • GPX125に使える!部品一覧
    • ミッションベアリング
    • クラッチベアリング
    • カムシャフトベアリング
    • テンショナーキャップ
    • オイルシール 各種
    • フライホイール センターナットワッシャー
    • バルブスプリングシート
    • プラグ
    • 必ず交換しておいた方が良い部品
  • まとめ
  • おまけ
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GPX125ってどんなエンジン?

GPX125ってどんなエンジン?

GPX125は「ZONGSHEN(ゾンシン)」という中国メーカーが製造したバイク用エンジンです。

日本での販売は、「モダンワークス」と「ミニモト」で販売されています。(2024/10時点)

リンク
POINT

ミニモトでは、「パフォーマンスZ-1型」商品名で販売されているが、同じGPX125だ!

モダンワークスとミニモトの違い

画像引用元:モダンワークス
画像引用元:ミニモト

2024/10時点の情報であることはご留意いただきたいのですが、ざっとこんな感じです。

項目モダンワークスミニモト
色素地シルバー塗装
フライホイール通常(大きい)軽量(小さい)
ジェネレータ半波式全波式
ジェネレータカバースプロケ部のカット処理未加工
付属品インテークマニーホールド
 チェンジレバー
キックレバー
 取り付けボルト
なし

付属品と色に違いはありますが、エンジン自体は同じなのでどちらを選んでもOK!

ただ、めっちゃ人気のエンジンなので、すぐ売り切れちゃいます。

ですので、すぐに使わなくても売っているのを見かけたら、迷わず買ってしまった方がいいです!

筆者が買ったときは、再販されたらすぐ連絡が来るように登録しておき、通知が来た瞬間に即決で買いました。

半年以上は待った気がします。

驚いたことに、次の日にはもう「売り切れ」になっておりました。どんだけ人気やねん!(笑)

ちなみに、「素地」の色味が良かったので、モダンワークスのGPX125に決めました。

ジェネレーター/フライホイールの違いについて

画像引用元:モダンワークス
画像引用元:ミニモト

ミニモトの方は、最初から「軽量アウターローター」が付いており一見お得に感じますが、ジェネレーター形状が旧型?で発電量が低いことや全波式ということで、レギュレータの交換などが必要になってきます。

なので、そのままポン付けを考えるのであれば、ジェネレーターがホンダ純正と同じ半波仕様になっているモダンワークスの方が楽だと思います。

ただ、モダンワークスの商品説明にもある通り、「フライホイールが重くクランクに負荷がかかるため、軽量フライホイールに変更を推奨」とありますので、結局のところ、どちらの会社を選んだとしてもジェネレーター兼、フライホイールは交換をした方が良いと思います。

※下記の各ショッピングサイトで多少商品に違いがある可能性がありますので、購入前によく確認してください。

半波式 軽量アウターロータ―

リンク

全波式 軽量アウターロータ―

リンク

全波用 レギュレーター

リンク

ジェネレータカバーのスプロケ部分がカットされている理由

画像引用元:gm-moto.jp

モダンワークスはジェネレーターカバーがカットされています。

このカットは、本来リアホイールを太リムにする時に必要な加工です。

モンキーやダックス、シャリーに乗ってる人たちって、リアホイールを6Jとか7Jの太リムにカスタムすることが多いんですよね。

もう「マックのセットかよ!」ってなレベルで、みんなやってます (。-`ω-)

でも、太リムにするとチェーンがリムに当たっちゃうんで、スプロケを外側にオフセットして付けなきゃいけなくなるんです。

その時に、ジェネレータカバーがカットされてないと、フロントスプロケがオフセットできなくて、取り付けができないんですよ。

つまり、ニーズに応えて最初からカットしてくれてるんじゃないかなって思います。

もし、ミニモトを選んだとしても、必要があれば後でDIYでのカット加工も可能ですし、筆者のようにこだわっていると半年以上待つことになりかねないので、加工は後から考えて今売っている方を買ってしまうのがおすすめです!

ちなみに、12V用の純正ジェネレーターカバーが装着できるとの情報がありましたよ。

GPX125のスペック

続いて、スペックは下記の通りです。

原動機種類4サイクル
冷却方式空冷
排気量 (cc)124.8 cc
内径(シリンダーボア)(mm)54mm
行程(ピストンストローク)(mm)54.5mm
圧縮比11.5:1
燃料ハイオク推奨
始動方式キックスタート
クラッチ形式マニュアルクラッチ
変速機形式1-N-2-3-4
一次減速比3.722
変速比1速:34/13 (2.6153)
2速:29/17 (1.7058)
3速:26/22 (1.1800)
4速:22/24 (0.9166)
スプロケット(付属)16T/420 (モンキー用と互換有り)

燃料の指定は記載がありませんが、一般的に圧縮比が「11:1」を超えると、ハイオク推奨のようです。

「ボア×ストローク比:54×54.5mm」は、ほぼスクエアなので高回転型でもトルク型でもない「バランス型」のエンジンです。国産の横型エンジンで125㏄を作った場合と同じですね!

POINT

エンジン特性の違い
・ロングストロークエンジン(ボアよりストロークが長い)
 特徴: 低速トルクが強く、低燃費で、実用性重視
 例: ハーレーなど

・ショートストロークエンジン(ボアよりストロークが短い)
 特徴: 高回転型で高出力なので、スポーティな走りが得意
 例: バリウス250など

・スクエアエンジン(ボアとストロークが同じ)
 特徴: バランス型。出力と低速トルクの両立

ちなみに、同じく中華製で同排気量の「ロンシン125」では、「ボア×ストローク比:52.4×57」になってるので、GPX125と比較した場合

  • ロンシン125:GPX125よりもトルク型
  • GPX125:ロンシン125よりも高回転型

のような特性になります。

ということは、「ボアアップ」をするとボアだけが大きくなりますので、エンジン特性がより高回転型にシフトすると言えそうです。

筆者は以前、勘違いをしていたのですが「ボアが大きくなるとピストンが大きく、重く、なるわけだから、動きずらくなる=高回転型ではない!?」なんて方程式を組み立ていた時期がございました。(/ω\)ハズカチイ

購入後の分解整備は必要?

必要です!

これは断言します。

「購入したままの状態で乗れますか?」と聞かれたら、「乗れる」という答えになります。

実際に何もいじらずにポン付けでGPX125を載せた、筆者の友人も、数回一緒にツーリングにも行きましたが、エンジン自体には不調も無く帰ってこれています。

カブとシャリーで慣らし運転ツーリングin犬吠埼(2023/10/28)
カブとシャリーで慣らし運転ツーリングin犬吠埼(2023/10/28)
ボアアップ&ヘッド交換後、初の長距離です。トラブルなく無事に帰ってこられるのでしょうか?カブとシャリーの燃費記録もあります。

でも、先人たちの情報を見ると、

「ボルトがオーバートルクで締めすぎてた」とか
「クラッチの組み間違いがあった」とか

そういう話があるので、やっぱり確認作業は必須だなと感じますね。

せめて、一旦分解して規定トルクで締め直す作業はした方が良いと思います。

締め付けトルク表もありますんで、参考にどうぞ!

カブ 締付トルク一覧 モンキー ダックス シャリーなどにも【永久保存版】
カブ 締付トルク一覧 モンキー ダックス シャリーなどにも【永久保存版】

エンジンの整備にトルクレンチは必須なので、用意しておきましょう。

エンジン整備向けのトルクレンチ SK11(エスケー11) 1.5~30 N・m【人気】

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フレーム向けのトルクレンチ SK11(エスケー11) 6.8~135N・m【人気】

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GPX125に使える!部品一覧

レストアの為に購入した部品たち
※画像はイメージです。表とは関係ありません。

ここでは、GPX125に互換性がある部品を紹介していきます。

必ずしも全ての部品交換をした方が良いというわけではなく、「心配であれば交換」といった部品も含めてあります。

というか、互換性ありすぎやろ!これはもう、お得意のパ〇リとしか・・・

いや、逆にパ〇リで助かっているんだが(笑)

あざ~す!

取付箇所部品名品番
ミッションベアリング 6203 ×2個96100-620-3000
ベアリング 620196100-620-1000
ベアリング 600196100-600-1000
クラッチクラッチリフタープレートベアリング 6000型96100-60000-00
ロックナット14mm90231-087-010
(ワッシャーとセット)
ロックワッシャー14mm90431-086-000
カムシャフトベアリング 6905型91007-GB6-912
ベアリング 6902Z型91008-GB6-912
カムチェーンテンショナーテンショナーキャップ14566-086-030
チェンジペダルオイルシール91208-KB4-671
(オイルシールセット)
キックペダル91202-302-010
スプロケット91203-GBG-900
ジェネレーター91202-GK4-722
Oリング 107×2 1個91301-035-003
Oリング 6×1.7 2個91317-171-003
フライホイールセンターナットワッシャー90410-HC4-000
バルブスプリング(下側)バルブスプリングシート ×2個14775-MA6-000
プラグNGKプラグ CR7HSA
※セットで購入できるパーツはリンクしていません

ミッションベアリング

ベアリング 6203 ×2個96100-620-3000
ベアリング 620196100-620-1000
ベアリング 600196100-600-1000
リンク
リンク
リンク

クラッチベアリング

クラッチリフタープレートベアリング 6000型96100-60000-00
ロックナット14mm90231-087-010
(ワッシャーとセット)
ロックワッシャー14mm90431-086-000
リンク
リンク

カムシャフトベアリング

ベアリング 6905型91007-GB6-912
ベアリング 6902Z型91008-GB6-912
※セットに含まれているパーツはリンクしていません
リンク
リンク

テンショナーキャップ

テンショナーキャップ14566-086-030
リンク

オイルシール 各種

チェンジペダルオイルシール91208-KB4-671
(オイルシールセット)
キックペダル91202-302-010
スプロケット91203-GBG-900
ジェネレーター91202-GK4-722
Oリング 107×2 1個91301-035-003
Oリング 6×1.7 2個91317-171-003
リンク

フライホイール センターナットワッシャー

センターナットワッシャー90410-HC4-000
リンク

バルブスプリングシート

バルブスプリングシート ×2個14775-MA6-000
リンク

プラグ

リンク

必ず交換しておいた方が良い部品

長く安心して乗るなら、上記表の部品全てを交換しておいた方が良いと思いますが、「そこまで出来ないよ!」という方向けに最低限交換して置いた方が良い部品を紹介します。

最低限交換しておいた方が良い部品ですので、初期整備時に交換を行いましょう!

取付箇所部品名品番(ホンダ純正)
カムチェーンテンショナーテンショナーキャップ14566-086-030
プラグNGKプラグCR7HSA
バルブスプリング(下側)バルブスプリングシート ×2個14775-MA6-000
  • テンショナーキャップ:付属品は柔らかすぎてすぐ削れてしまう
  • プラグ:やっぱり日本製が安心
  • バルブスプリングシート:バネとヘッドが直で当たるのを防ぐため(元々は未装着)
POINT

バルブスプリングシートは、バルブのバネとシリンダーヘッドの間に挟むワッシャーのような部品です。これがあることで、バネがシリンダーヘッドに直接当たるのを防ぎます。もしシートがないと、バネが直接ヘッドに押し付けられ、摩耗するリスクがあります。純正のヘッドにも必ず付いている部品なので、追加しておくことをおすすめします。

バルブスプリングシートの交換には「バルブスプリングコンプレッサー」が必要なので用意しておきましょう。

リンク

ベアリングの交換は必要?

ベアリングに関しては、「交換しておいた方がいいパーツ」からは外しました。

数年前までは「中華エンジンのベアリングは絶対交換!」って感じだったんですけど、技術が向上したのか、今は精度が良くなってきてるみたいなんです。

なので、交換は推奨だけど、絶対じゃないかも…という判断をしました。

不安なら交換しといた方が安心なのは間違いありませんけどね。

また、ベアリングの精度もエンジンごとに違うと思うので、実際に触って確認してみないと分からないのが本音です。

で、確認するために全バラするなら「ついでに交換しちゃおう!」ってなる人が多い気がします。

部品代だけなら安いので、僕もその考えです。(笑)

ベアリングを外すには専用工具が必要なので、交換を考えているなら購入しておきましょう。

注意!

専用工具を使わずに無理に外そうとすると、その他の部分を壊す恐れがあるので注意してください。

ベアリングプーラー(内掛け)

クランクケースから、ベアリングを外すためには「内掛け」のプーラーを使います。

リンク
ベアリングプーラー(外掛け)

カムシャフトベアリングを外す場合は「外掛け」のプーラーを使います。

リンク

まとめ

今回はGPX125について色々お話してみました。

これでGPX125がどんなエンジンなのか、少しはイメージが湧いたんじゃないでしょうか?

4万円くらいでこの性能が手に入るなら、そりゃ人気が出るのも納得ですよね!

だって、国産の横型エンジンで125ccを組もうとしたら、下手したら20万以上かかっちゃいますからね。

しかも、昔と比べて作りの精度も上がってきてますし、実際に使ってる人たちの情報も豊富にあるので、そういう意味でも安心して使えるエンジンだと思います。

筆者もこれから分解整備して、エンジンを載せ替えるのが楽しみで仕方ないです!(≧◇≦)

みなさんも、もし見かけたら迷わず「即買い」してみてくださいね。

一緒にGPXライフを楽しみましょう!

では、また。

おまけ

Googleの「Gemini」にて、イメージ画像を作ろうと思い「ピストン、シリンダー、クランクシャフト、クランクケースがバラバラに分解されている画像」と注文したらこんな画像が出来上がりました。

!?!?!?

いや、どういう状況!?・・・(。-`ω-)(笑)

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この記事を書いた人

ノリン

元整備士で、現在はSE?として活動中の [ノリン] です。
バイクと釣りが大好きで、自身の経験や情報を共有するためにこのサイトを運営しています。
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