【GSX400インパルス】回転落ちが悪い原因は?キャブの2次エア問題を解決した方法
沼りました!ノリンです!
今回は「GSX400インパルス」でよく聞くキャブの2次エア問題について、筆者の実体験を書いておこうと思います。
アイドリングから軽くアクセルを煽ると
- 回転がストンと落ちない
- ダラダラ回転が下がる
- エンジンが掛かりずらい
こんな症状、出てませんか?(; ・`д・´)
典型的な2次エアっぽい症状です。
ちなみに2次エアには直接の関係はないかと思いますが、
前提としてキャブはすでに「キースター燃調キット」でオーバーホール済みであり、パイロットスクリュー調整や同調も行っておりますので、それなりにちゃんとした状態です。
色々調べていくと2次エアは「GSX400インパルス特有の持病だ!」ということに辿り着き、ある方法を試してみたら実際に改善したので記録として残しておきます。
では、まいりましょう!
GSX400インパルスの2次エア症状

まず症状をおさらいしておくと、こんな感じ。
アイドリングから軽くアクセルを煽った時に
- 回転がストンと落ちない
- ダラダラ回転が下がる
- エンジンが掛かりずらい
(例:通常時アイドルが1000回転の時、2000回転までアクセルを開ける。アクセルを離すと一旦1500回転程で止まってから元の1000回転に戻る)
キャブ車乗りなら分かると思いますが、これは2次エアの典型的な症状です。
2次エアの確認方法

定番の確認方法はこれ。
パーツクリーナーをインマニ・キャブの怪しい箇所に吹く
吹いたときエンジン回転数が一時的に上がる反応があれば、どこかから2次エアを吸っている可能性が高いです。
ただ今回の場合、確かに回転は反応するものの、どこが原因なのか特定できないという状態でした。
反応自体も薄く「う~ん(; ・`д・´)」といった感じ。
キャブはキースターでオーバーホール済みだった
キャブはキースターの燃調キットでオーバーホール済みです。なので
- ジェット類
- ガスケット
- フロートバルブ
この辺はすべて新品。
つまり「キャブ内部の問題ではなさそう」ということは確定済みであります。
2次エアとは一見関係ないと思われますが、原因を絞るという意味では大切だったりします。
GSX400インパルスの持病「バタフライシャフト2次エア」

色々調べていくと、インパルスには持病があるらしいです。それが…
バタフライシャフトからの2次エア
キャブのバタフライシャフト外側にはフェルトワッシャーが入っています。どうやらここ(画像の接続部)が経年劣化すると2次エアの通路になることがあるらしいのです。
フェルトワッシャー導入部分は、たしか6カ所?かな
実際にキャブを分解して確認してみた

以前壊してしまったキャブがあったので、試しに分解して確認してみました。すると…
確かにありました。フェルトワッシャー。
なるほど、ここか(´・ω・`)…と思ったのですが、ここで問題が。
バタフライを外すのはかなり危険
バタフライをシャフトから外すには固定ネジを外す必要があります。ですがこのネジ…
カシメ処理されています。
つまり無理に回そうとすると、シャフトに力が掛かり曲がります。
はい、実際に友人がやりました(; ・`д・´)
この時点でキャブは完全に終了です。なのでこの方法はおすすめできません。
もしかしたらリュータやドリルなどを使い、IN側から長めのビットでカシメを外すことができれば、可能性はあります。
または、OUT側からネジ頭ごとドリルで飛ばして、ネジもドリルで貫通し、タップでねじ切りすれば組付ける制度で外せるかもしれません。
組付け出来たとしても、バタフライのネジは外れてしまうとエンジンに吸い込まれてしまうことから、絶対に外れないように「カシメ」られているわけで、振動などで外れバルブに挟まるなどすれば、エンジンが終了する可能性もあります。なので、カシメは出来なくともネジロック(超強力)は必須ですね。
実際に試した対処法
そこで試したのがこれ。
フェルトワッシャーに潤滑剤を浸透させるだけ
やり方はシンプルです。
- ラスペネなどの潤滑剤を用意する
- バタフライシャフト外側にスプレー
- キャブ内側からもシャフトにスプレー
- フェルト部分に浸透させる
要するにシャフトの両側から浸透させるだけです。
※実際に浸透しているのかは分かりません。
結果:回転の落ちが改善しました
正直、ダメ元でした。が…
回転落ちの悪さが改善しました。
嘘みたいですが本当のお話です(´艸`)
なぜ改善したのか考察
今回の結果から考えると、おそらくですが…
このフェルトワッシャー、元々はオイルが染みた状態で機能していたのではないかと思います。というのも、わざわざフェルトを使っているのに、乾燥した状態で組付けるのは考えにくいからです。
そして、長い年月でオイルが乾いてしまい、結果として密閉性が落ちて2次エアになったのではないかと。
そこに潤滑剤が浸透したことで、一時的にシール性が戻った…そんな感じではないかと考えています。
なお効果の持続性は不明なので、症状が再発した場合は再度試してみてください。
パーツクリーナーの使い過ぎには注意かも
今回の件で思ったのがこれ。
インパルスのキャブ、パーツクリーナーを多用しない方がいいかもしれません。
フェルトに染みている油分まで洗い流してしまう可能性があるからです。2次エアを確認しようとして、逆に悪化させてしまうパターンもありえます。
別の車両では原因が違った
ちなみに別の車両で同じような「2次エアっぽい症状」が出たことがあります。ですが原因は違いました。
パイロットスクリューが薄すぎただけでした。
濃く調整したら普通に解消しました(´艸`)。
似たような症状でも原因は一つとは限らないので、キャブの基本セッティングも併せて確認してみてください。
まとめ
GSX400インパルスで回転落ちが悪い・セッティングが決まらないという症状が出た場合、バタフライシャフトのフェルトワッシャーが原因の可能性があります。
今回試した方法は潤滑剤を浸透させるだけなので、分解リスクもありません。
もちろん絶対に直る保証はありませんが、キャブを分解して壊す前に一度試してみる価値はあると思います。
同じ症状で悩んでいる方の参考になれば幸いです(´艸`)
では、また!




