カブ SPクラシックマフラー紹介と交換方法を解説!【おすすめ】
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ついに来た!マフラー交換でございます。ノリンです。
バイクに乗っていたら、誰もが交換したいであろうパーツ! マフラーについに手を付けてしまいました。
ちなみに筆者はカブの純正マフラーが大好きです。
- 純正のフォルム!
- ジェントルな音!
- 意外と良い抜け(年式による)
というところで、カブに限っては純正マフラーを超える物は存在しないと考えている筆者です。
特にフォルムは長さ、太さ、エンド部の絞り具合に至るまで絶妙なバランスで作り上げられており、出来ることなら、純正の見た目のまま抜けを少し向上させるような加工をして取付たいと思うほど…
ただ、「抜けを少し向上させるような加工」と言っても、ただドリルで穴を開けるような加工はしたくないのです。
という事で、純正マフラーの加工をするにも時間と労力がかかりますので、カブ本来の見た目を崩さない社外マフラーと交換することにしました!
「SPクラシックマフラー」に決定!
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ミニモトの商品説明では、
SPクラシックマフラーはスリート走行を前提に、走りの楽しさを加速させる究極のストリートマフラーです。流行りを求めないベーシックなマフラーデザインを追求し、シンプルなスタイルでありながら確かな性能を発揮し、あらゆるレベルのユーザーにお薦めするマフラーです。ステンレス製バフ仕上げのエキゾーストパイプ、サイレンサーを採用。サイレンサーと同素材を使用したMade in Jajapnを刻んだエンブレムバッジはハイスペックマフラーを控えめにアピールします。
ミニモト商品説明より
テスト走行を繰り返し完成させた完成度の高いマフラーは49~124ccエンジン対応でエンジン性能を何なく発揮します。
とのことでした。
「SPクラシックマフラー」の効果
見た目からも想像がつきますが、
- マフラー長が20㎝位は短くなっている。
- エキパイ部が純正よりも一回り程太くなっている。
という事から、純正に比べて高回転寄りの特性に変化しているのは間違いない。
特性の変化
マフラー交換=スピードUPと考える人もいるかもしれないが「マフラー交換=スピードUP(最高速UP)は特性が高回転型に変化したことによる恩恵」ととらえるのが正しい表現です。
マフラー交換する ⇒ 排気の抜けが良くなる ⇒ より高回転まで回る ⇒ ギア比が同じならより高回転の方がスピードが出る、となる
高回転を回すためのパワーがあることが前提にはなるが、ギア比が同じなら1万回転よりも2万回転の方がスピードが速いという話。
逆に、マフラー交換で高回転型の特性に変化したことにより、発進時など低回転でのトルクは間違いなく犠牲になっているはずだ。
バイクをチューンする時は自分の使用用途をイメージし「特性の変化」を考えるとバランスを取りやすくなるのでおすすめです。
街乗り重視:信号待ちなどでSTOP&GOが多く、低回転のトルクが出る特性にする
サーキット:常に高回転で走るため、より高回転でパワーが出る特性にする
など、極端な例ですが参考まで。
そんなことを考えながら取付を行い、実際に乗ってみると。
回る、回る、想像以上に回る!
これは…きもちいぃぃぃぃぃ!
タコメーターが付いていないので具体的な説明できないのが残念でですが、体感でも回転の伸びと高回転域でのレスポンスが良いことが明らかな変化として感じ取ることが出来ました。
カブのスピードメーターで説明すると
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純正
純正マフラーでは、2速アクセル全開で引っ張ると「2」と書いてある付近でピークパワーを迎え、回転数が伸びずらくなり、頑張れば60km表示くらいまで引っ張れるような感じ。
頑張ればという表現が曖昧だが、便秘でウン〇を出したいのに出せず、顔を真っ赤にしてリキんでいる様子がまさにドンピシャのイメージではないだろうか。
SPクラシック
きもちいぃぃぃぃぃ!
・・・失礼。つい感情が出てしまった。
純正では「2」と書いてある付近でピークパワーを迎えている感覚があったが、60km表示までスッと行ってしまった。これには驚いた、いや感動すらあったかもしれません。
マフラー一本でここまで変わるかと!
ただし、マフラーを変えたことによる特性の変化はPOINTに前述した通りで、特性が高回転型に振れただけなので抜けが良くなったことにより発進時などのトルクは気持ち薄くなったように感じます。
とは言っても85㏄→97㏄へのボアアップもしておりますので、気持ち程度「トルク薄くなったかなぁ?」というぐらいです。
それよりも、高回転まで噴け上がる気持ちよさの方が勝るため、運転している時はトルクの無さなんて忘れてしまいます。その位気持ち良いです。
排気音はどう?
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音を言葉で表現するのは難しいですが、アイドリング時は「ドコドコドコドコ」と歯切れよく鼓動を打つ感じに聞こえる。
少しアクセルを煽ると「ドゥルルルン」という野太い音の中にバッフルから抜ける時の音だろうか「パスッパスッ」という音がまじりあって、力強い音に感じる。「パスッパスッ」という表現が適切か分からないが、嫌な音ではない!
2速3速の時、低回転からアクセルを開けたときの、まるでトラックのような「パタパタパタパタ」という音も良い!
格安マフラーに多いのですが、直管のようにアイドリングで「ポヨンポヨン」や「パインパイン」といった音やアクセルを開けた時に「バババババ」とうるさいだけの下品な音ではないことは確かである。
良き!!!(。-`ω-)
実はこのマフラーは、4mini乗りに人気の「211マフラー」や「212マフラー」で有名な「ホットラップ(HOTLAP)」社とのコラボレーション商品なので、音もお墨付きなのです!
フォルム
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エンド部はメガホンタイプの形状、エキパイも余計な曲がり(ブレーキペダルの逃げなど)も無くストレート形状で、よくあるアップタイプのマフラーと比べてもかなりスッキリとした印象。
マフラー名に「クラシック」とあるように、取り付けた際のフォルムにはどこか懐かしいレトロ感が漂うようにも感じる。
この形状、好みである!(だから、買ったんだがΣ(゚Д゚))
純正マフラーと比較すると
- マフラー長が20㎝位は短くなっている。
- エキパイ部が純正よりも一回り程太くなっている。
- メガホン部は純正よりも細身に感じる。
純正形状が1番と思っている筆者にとっても、クラシック感がある形状と取り付けた際のフォルムやなんといってもカブというバイクの形を崩さない外観はとても素晴らしい出来に感じます。
ブラボー!
これを選んだ自分をほめたいと思う!
- クラシックタイプのマフラーを探している。
- 純正に近いマフラーを探している。
- 外観をスッキリとさせたい
このような方は、是非とも一度付けていただきたいマフラーです。
マフラーを写真で比較
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マフラー取付方法
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工具さえあれば、作業時間は30分かからずに出来ると思う。
マフラーのガスケットは付属部品として付いているので追加購入の必要はありませんでした。
マフラー取付に使われているボルト・ナットは下記なので、合わせた工具を用意しておこう。
- 10㎜:マフラーフランジ
- 17㎜:マフラーステー(車体側)
- 12㎜:マフラーステー(マフラー側)
交換の流れとしては、
- 純正マフラーを外す
- 純正マフラーからマフラーステーを外す
- PSクラシックにマフラーステーを仮止め
- マフラーステーを車体に仮止めしつつ、フランジ部分も仮止め
- バランス良く本締めしていき完成
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純正のマフラーステーを使用しますので、無い場合は中古などで準備しておく必要があります。
加工が得意な方は、ホームセンターなどで汎用のステーを購入しても取付できると思います。(自己責任)
SPクラシックマフラー 内容物のご紹介
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内容物は
- 取扱説明書 1枚
- エアバッフル19Φ 1ヶ(88cc~106ccボアアップ車向け)
- フランジ六角ナットM8 1ヶ
- 平ワッシャーM8 (大) 1ヶ
- マフラーガスケット 1ヶ
- 六角リナットM6 フランジ用 2ヶ
純正マフラーからの変更であれば、取付部品はすべて付属されていますので、そのままポン付け可能です。
純正のマフラーステーを使用しますので、無い場合は中古などで準備しておく必要があります。
加工が得意な方は、ホームセンターなどで汎用のステーを購入しても取付できると思います。(自己責任)
バッフルは16Φ、19Φ、22Φが有り、マフラーを買うと19Φが標準付属されています。排気量や好みで16Φ、22Φを試してみるのも良いですね!
おまけの付属品
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タイミングが良かったのかもしれませんが可愛いミニタオルが付いていましたよ!
試乗中にまさかの出来事
いつもいつもなぜでしょう!?漏れなく不具合が出てしまうのは・・・
マフラー取り付け後、気持ち良くアクセルを開けて走ったところ、いきなりその瞬間は訪れました。
マフラーが変わったことに興奮しながら、高回転を回した後に信号待ちをしました。
信号が青に変わり、アクセルを開けて走り出したのですが、吹けない。
「えっなんでーー??」おっきい声で独り言を言ってしまいました。
マフラーを変えてから10分程度の出来事です・・・
スピードを出そうとアクセルを開けても、回転が上がらず、何とか3速まで持って行っても40km程度しか出ません。
原因を探そうと、バイクから降りてエンジン音を聞いてみるとヘッドの辺りから「タッタッタッタ」と言う音が!
「ん?なんかタペット音うるさくない?」
「もしやタペットの調整ネジが緩んだか?」と、いうところまであたりはつけたのですが、まだ確認作業はしておりません。(下記追記)
とほほ
調整で治ると良いのですが、最悪またヘッド交換か!?
エンジンが吹けない原因【追記】
エンジンが吹けない原因が分かりました!
やはり、吸気側のタペットが緩んでクリアランスが8mmぐらいになってました!爆
マフラー交換が原因で緩むことは考えにくいので、交換前から緩みがあったのでしょう。
緩んでいるところに、マフラー交換して調子に乗った筆者がエンジンをぶん回したことによりタペットの緩みが加速したに違いありません!
ヘッドを交換してから300kmぐらいは走っておりました。
バルブスプリングが馴染んでタペット調整しないといけないなと思っていたので、ある意味丁度良かったかもしれません。
ついでに排気側も調整(0.05mm)しましたが、前回調整時には入らなかった0.07mmのシックネスゲージが入るようになっていました。
ちなみにカブのバルブクリアランスは
IN側/EX側、共に0.05mm(±0.02)となります。
皆さんもたまにで良いので、気にしてみると良いかもしれませんね。
では、また!