パワーフィルターがうるさいので本気で消音してみた!

パワーフィルターを取り付けるとスポーティーに見えてカッコ良いと思います。ノリンです。
安い金額でカスタム感も出ますので好きな改造の一つなのですが、どうにもキャブからの吸気音が気になります。
アクセル開度で音は変わりますが「パコパコパコ!」のような音や、「カポカポカポ!」のような音がどうも気にいらないのです。
以前の記事にも書いていました。
高校生の頃は、吸気音もカスタム感があって好きだったんですけどね・・・
「うるさい!」と思うようになってしまい「耳に入れたくない音」になってしまいました。
年齢のせいでしょうか、今はノイズです・・・
もう一つの理由には、マフラー音が良いので「マフラーだけの音を聴いていたい」というのがあります。
今つけてるマフラーが、実に良い音なんです!
と、それはさておき「パワーフィルター」の何を「改」にして「消音」したのかについて書いていきます。
パワーフィルター改!で消音

どちらかと言うと、純正エアクリーナー(改)の方が正しいでしょうか!?笑
消音となるとやはり純正エアクリBOXを使う以外にありませんでした。
壁で囲む・・・これが最大の消音です。
消音の効果
効果は絶大です!
エアクリBOXなので当たり前ですが、ほぼノーマルと同じぐらいの音量になったと思います。
想定した通りの消音効果がありました!
パワーフィルターの中にも「全天候型」という傘のようなカバーが付いた商品があるので、「カバー付きパワフィルでも消音できるんじゃないか?」という意見も有るかもしれませんが、カバーの振動音がというのか分かりませんが、逆に「爆音」なるため消音したい人にとっては逆効果です。
最近少なくなりましたが、イキッた原付スクーターなどで「カパパパパパパッッッ!!」というような爆音が聞こえたら、大抵カバー付きパワフィルが装着されていますので、見えなくなるまでジーっと見つめてあげましょう。(´・ω・)
吸気量について
「消音できるのは良いけど、吸気量は大丈夫なの?」というそこのあなた!
多分、足りません!
走行中に加速しようとアクセルを一気に開けた時に「ガポ ガポ ガポ」と燃料が濃い症状が数回だけ現れました。
パワーフィルター装着時には無い症状でしたので、「吸気量が少なくなったため、燃料が濃くなった」と考えております。
「吸気量が少なくなること」は予想できましたので、せめて吸入抵抗を少なくしようと今回の加工(下記)に踏み切りました。
- BOX内部のエアフィルターをパワーフィルターに変更
- コネクティングパイプを内径34Φのシリコンパイプに変更
BOX本体はコネクティングパイプを入れる為の穴を少し拡張した程度で、吸入口の加工はしていないので、時間が出来たら吸入口の「拡大」や「追加」を考えています。
結局のところ、吸入口を広げないと吸気量は変わりませんので・・・
加工の工程
工程は下記があります。
- パワーフィルターのパイプ外し
- BOX本体のパイプ接続部を拡張
- エアクリーナーBOXへのフィルター接着
- シリコンパイプの切断
パワーフィルターのパイプ外し
フィルターはキノコ部のみ使用しますので、最初から付いているパイプを外します。
パイプを指で押して変形させながら、引っ張れば外れますので簡単です。
BOX本体のパイプ接続部を拡張

パイプ接続部の内径は「40mm」でした。
今回用意しているシリコンパイプの外径が「44mm」で入りそうもなかったので、43mmあたりを目標に拡張しました。
エアクリーナーBOXへのフィルター接着

この加工は、前回も作っておりましたがBOX本体の加工が必要でしたので、一旦外して、加工後に再度付け直しました。
シリコンパイプの切断

純正のパイプ長を基準にしながら、カットしていきます。
カットし過ぎてしまうと、使い物にならなくなってしまいますので少しづつ加工していきましょう。
パイプが少し太かったようで、取付時に多少無理やり感がありましたが装着出来ました。
パイプの内径は、キャブに外径に合わせる必要があるので注意が必要です。
筆者のカブはPC20をつけておりますので、「内径34Φ 外径44Φ」を使用しました。
キャブ外径よりも少し大きかったのですが、バンドで締めて問題なく固定できました。
BOXの加工を行いたく無い方は「内径32Φ 外径42Φ」ぐらいのパイプを探すといいかもしれません。
大きい口径のキャブの場合
考察になりますので、実際にやったわけではないです。(笑)
純正エアクリ(改)はPC20(キャブ)に合わせて行いました。
ですが、110㏄や125㏄などの排気量アップをされている方はより大きなキャブを付けることもあるかと思います。
例えば、VM26、FCR28などですね!
FCR28を付ける方は、ほぼファンネルを付けると思いますので関係ないかもしれませんが、このくらい大きいキャブになりますと吸気側の口径も大きくなり、コネクティングパイプも太いものが必要になりますので、さすがに純正エアクリーナーボックスを使っての消音はできなくなると思います。
ですので、この場合は45度~90度程度のコネクティングパイプのみを使用し、吸入口を下に向けるなどして、音の出る方向を変えてあげれば多少消音になるかもしれません。
その、コネクティングパイプの径に合わせたパワーフィルターを付けてあげることも出来ますし、吸入口を正面に向けてあげれば、「簡易ラムエアーシステム」にでもなるんじゃないか?なんて想像をしています。(笑)
今回の加工に使用した部品
いやはや、自己満足の世界とは恐ろしいものです。
パワーフィルターを買うよりも高価になってしましました・・・
純正エアクリーナーBOX
※無い場合は中古で手に入れましょう。
シリコンパイプ90度(エルボー)
内径34Φ、外径44Φのパイプを使用しました。
パワーフィルター(45Φ程度でエアクリBOX内に収まるもの)
※今回はBOX内に収めるため付属のパイプは外して使いました。
その他
まとめ
以上が、パワーフィルターの音を抑えるために行った加工となります。吸入口の拡大などまだ調整が必要な部分はありますが、筆者なりに満足しています。
筆者と同じように「吸気量」は増やしたいけど「消音」したいという方は試してみてはいかがでしょうか。