OVERレーシングのマフラー種類と特徴を徹底解説!【モンキー・ダックス・シャリー・カブ対応】
憧れてます!(´艸`*) ノリンです。
オーバーレーシング(OVER RACING)のマフラーはバイクに乗っている方は1度は憧れるんじゃないでしょうか。
- 洗練されたフォルム
- チタンの焼き色
- 性能
言わずもがな、どれもが揃っている最高のマフラーです。
その分、セレブリティーなお値段の物もございますが、オーバーのマフラーに関しては値段ではないのです。
「持っていること」が大切なのです。
言わゆる「所有感」ってやつ! (。-`ω-)
筆者もダックスをレストアしているので、完成したら”オーバー”のマフラーを付けたいと考えておりました。そして、調べていて分かったことがあります。
種類がめっちゃあるじゃないですか!(; ・`д・´)
4miniとしては、もちろんモンキーが多いのですが、モンキー、ダックス、シャリー、カブなどのいわゆる「ホンダ横型エンジン」であれば、エンジン側の取付口は同じなので、取り付けは可能なはずです。
うーん、どれにしよう??(;´д`)
って方のためになるように、種類別にまとめてみましたので参考にしてください!
モンキー用がダックス・シャリー・カブに付くの?
基本的には付けられることが多いです。
もちろん、バックステップが付いていたりなどで、マフラーの取り回しに干渉するようなパーツが付いている場合は注意が必要ではあります。
前述した通り、モンキー、ダックス、シャリー、カブで王道の「ホンダ横型エンジン」が搭載されている車両に限りますが、これらの車両はエンジンが同じなわけですから、少なくともマフラーの取付口(フランジ側)は取り付け可能であるというのはお判りいただけると思います。
「王道のホンダ横型エンジン」は画像の形状のエンジンを指しています。
※画像はST70の6Vエンジンです。
今乗っている車両がここで話している「ホンダ横型エンジン」なのかはよく調べてくださいね。
モンキー125やカブ(aa04、aa09)のエンジンとは違いますので注意です!
取付に支障が出る箇所はどこ?
加工すればなんでも付いちゃうのが4miniの世界ですが、ポン付けを考えた場合に支障が出る可能性があるのは次の箇所になります。
キックペダル
キックペダルは社外マフラーの説明を見ると「純正のキックペダルは使えません」と表記されている物が多いので、購入したいマフラーの説明を確認しましょう。
オーバーのマフラーの中には「キタコ オフセットアーム推奨」という種類もありました。
ステップ&ブレーキペダル
どの車両もステップはエンジンにボルト止めされておりますので互換性はあります。
ただステップの高さに違いがありまして、ステップ位置が1段上に上がるような形状が有ったり、モンキーのように比較的にストレートな形状だったりします。
カブは1段上に上がるような形状です。
そのため、画像のカブに付いているマフラーは、ステップの低いモンキーには干渉してしまう可能性があるということ。
同じようにブレーキペダルにも違いがあるので、ステップとブレーキペダルの間を通るマフラーは注意が必要です。
サイレンサーバンドのステーの長さ
こちらは、長さの違うステーが販売されていますので、実寸で合わせて追加購入すれば問題ないという結論になります。
一般的にダウンマフラーでは、サイレンサーバンドからサスペンション上側にステーを使い固定すると思いますが、モンキー用を別の車両に使う場合などは、ステーの長さが短い可能性があるので合わない場合は別途購入が必要になります。
バックステップの有無
バックステップはメーカーで形状の違いなどもあるので、取付不可になる可能性が大きいです。
特に注意したいのはショート管系のマフラーで、ほとんどがサイレンサーバンドではなくフレームに固定するタイプなので、バックステップが付いていると干渉の可能性が高くなります。
バックステップにショート管系マフラーは、既に付けている人の情報が無いと、購入したくないパターンですね。(。-`ω-)
どのマフラー形状なら付く?
車両別に取付確認を行うなんてことはできないので、あくまで筆者調べであることはご容赦くださいませ!
マフラーの取り回しもアップ型やダウン型などがありますが、ダウン型マフラーの一般的な取り回しであれば取付可能ではないかと考えています。
「一般的な取り回し」とは、エキパイがエンジンの下を通り、スイングアーム辺りから、跨った時の車体右側に出る形状です。
画像のマフラー(TT-Formula RS フルチタン)の形状ですね。
大体のマフラーはこの取り回しを採用しているかと思いますので、OVER以外のマフラーも含めて確認してみてくださいね。
にしても「TT-Formula RS フルチタン」めっちゃカッコいー (´艸`*)
実は筆者が密かに狙っているマフラーです!笑
どのマフラー形状は付かない?
アップ形状やシャコタン用マフラーは専用設計のため付かない可能性が高いです。
アップ形状の例
再度カバーへの干渉やサイレンサーバンドのネジ止め場所などが車両専用に作られておりますので、他車への取付は難しいです。
シャコタン用の例
こちらはホットラップ製の「シャリー用 211マフラー」というマフラーなんですが、ステップとブレーキべダルの隙間を縫うようにして取り回しが行われています。
この取り回しですと、ステップの形状(高さ)やブレーキペダルの形状によっては干渉が発生するため、どの車両にもポン付けとはいかないマフラーとなります。
マフラーの選び方の参考
最後の1本に絞れない方のために選び方の一例です。笑
選び方といっても、好きなフォルム、好きな音、この二つを重要視する方がほとんどだと思います。
筆者ももちろん「フォルム」「音」が最重要です。
そんな中、忘れがちなのがサイレンサーバンドの有無ではないでしょうか。
このバンドの有無によってバイクの印象や流用のしやすさが違うと感じたので、「最後の1本に絞れない!」という方の参考になれば幸いです。
サイレンサーバンド無し
サイレンサー本体にステー固定用の突起が付けられており、サイレンサー全体のフォルムが見えることでスッキリした印象になります。よりレーシーにも感じますね。
サイレンサーバンド有り
バンドの位置を移動できるので、取付の共用範囲が広く、他の4miniにも流用しやすいと思います。また、シャコタン車両などでマフラーの底上げ加工を行った際も対応しやすいです。
エキパイとサイレンサーに互換性のあるマフラーはどれ?
オーバーではエキパイは同じで、サイレンサーのみ変更できるタイプが存在するので、サイレンサーだけを交換し音や性能の違いを楽しむこともできますよ。
中古でサイレンサーのみ探してみたり、友達と交換してみたりするのも良いかもですね。
HPを拝見すると下記のマフラーには互換性があるとのことでした。
チタン
- TT-Formula RS フルチタン
- TT-Formula フルチタン
- GP-PERFORMANCE フルチタン(サウンドアジャストおよびレーシング含む)
同じ「GP-PERFORMANCE」でも「RS-R」は差込口径が異なるため、互換性が無いので注意してください。
ステンレス
- TT-Formula Type-S
- GP-PERFORMANCE Type-S(レーシング含む)
チタンとステンの違いはあるものの、上記マフラーはエキパイの形状が全て同じということになります!笑
待てよ?・・・サウンドアジャストのエキパイを使えるということは・・・好きなサイレンサーで音量調整できるやんけ!!笑
ちなみに、サイレンサーのみの販売もあるようです。
OVERレーシングのマフラーを種類別で紹介
※参考としてAmazonも載せていますが、Amazonでは販売していないマフラーが多い印象でした。
TT-Formula シリーズ
五角形が特徴的なシリーズですね。4miniのサイレンサーとして角があるサイレンサーは珍しいのではないでしょうか。
TT-Formula RS+PRO レーシング フルチタン Monkey
- チタンエキパイ:φ35-φ50.8
- チタンサイレンサー:300mm
- サイレンサー差込口:φ52(内径)
- エンドバッフル標準装着(脱着可)
・OVER製スイングアーム併用可
・OVER製バックステップ併用可
・キタコ製オフセットキックアームへの変更推奨
「TT-Formula RS+PRO レーシング」は最新作(2024/10)のマフラーとのこと。
RSと比べるとサイレンサーがテーパー形状になっており、よりレーシーなフォルムになっております。
ということは音も・・・笑
まさか、公式からコメントいただけるは思いもしませんでした!笑
初めてのことだったので、ビックリしております。( ゚Д゚)
TT-Formula RS フルチタン Monkey
- チタンエキパイ:φ35-φ50.8
- チタンサイレンサー:250mm
- インナー径:φ50.8
- サイレンサー差込口:φ52(内径)
- 重量:約1.6kg
・OVER B/S ディスク・ドラム共 4Position 使用可
・OVER S/A OVTYPE 使用可
・G-Craft サイドスタンド 使用可
・キタコ製オフセットキックアームへの変更推奨
筆者が震えるほどほしくてたまらないマフラーです。笑
めっちゃカッコよくないですか!?
TT-Formula フルチタン Monkey
- チタンエキパイ:φ35-φ50.8
- チタンサイレンサー:300mm
- インナー径:φ50.8
- サイレンサー差込口:φ52(内径)
- 重量:約1.6kg
・サイレンサーステーは13-01-25と同じ
・キタコ製オフセットキックアームへの変更推奨
「TT-Formula RS」とは、エンド部分が違います。音量も抑えられている印象です。
TT-Formula Type-S (SS/Ti) Monkey
- ステンエキパイ:φ35-φ50.8
- チタンサイレンサー:300mm
- インナー径:φ50.8
- サイレンサー差込口:φ52(内径)
・サイレンサーステーは「GP-PERFORMANCE Type-S」と同じ
・キタコ製オフセットキックアームへの変更推奨
GP-PERFORMANCE シリーズ
GP-PERFORMANCE フルチタン RS-R Monkey
- チタンエキパイ: φ35-φ50.8
- チタンサイレンサー:φ75/φ100x230mm
- インナーパイプ:φ50.8 (排気量100cc以上推奨)
- 重量:1.6kg
- エンドバッフル標準装備
・OVER製バックステップ 装着可
・OVER製SWINGARM 装着可
・キタコ製オフセットキックアームへの変更推奨
・GP-PEFORMANCEシリーズ (品番:13-01-25/13-01-25R/13-01-40)と互換性無し
100cc以上推奨とのことで、抜けが抜群に良さそうです。音量は絶対大きいでしょう!
GP-PERFORMANCE フルチタン Monkey
- チタンエキパイ:φ35-φ50.8
- チタンサイレンサー:φ90x300mm
- インナー径:φ50.8
- サイレンサー差込口:φ52
- 重量1.5kg
- エンドバッフル標準装着
・OVER製バックステップ 装着可
・OVER製SWINGARM 装着可
・純正キックペダル 装着可
GP-PERFORMANCE サウンドアジャスト Monkey
- ワイヤー長:1200mm(アジャスター用)
- チタンエキパイ:φ35-φ50.8
- サイレンサー:φ90x300mm
- インナー径:φ50.8
- サイレンサー差込口:φ52
- エンドバッフル標準装着
・OVER製バックステップ 装着可
・OVER製SWINGARM 装着可
・純正キックペダル 装着可
エキパイ後部に弁がついており、4段階のアジャスターで弁をお開け閉めし、音量調整が出来るタイプです。便が閉じたままの走行はエンジンに負荷がかかるため推奨できませんが、住宅街などにお住まいでで夜帰宅する際は重宝する事間違いなしではないでしょうか。
GP-PERFORMANCE Type-S (SS/Ti) Monkey
- ステンレスエキパイ:φ35-φ50.8
- チタンサイレンサー:φ90x300mm
- 重量:2.2kg
- エンドバッフル標準装備
・GPシルバーエンブレム採用
・純正キックペダル 装着可
GP-PERFORMANCE レーシング シリーズ
GP-PERFORMANCE用サイレンサーφ90x300mmを80mm短くカットし、90φx220mmにしたショートサイレンサータイプ
GP-PERFORMANCE フルチタン レーシング
- チタンエキパイ: φ35-φ50.8
- チタンサイレンサー: 90φx220mm
- 重量: 約1.5kg
- エンドバッフル標準装備
・純正キックペダル 装着可
GP-PERFORMANCE Type-S レーシング Monkey
- ステンレスエキパイ: φ35-φ50.8
- チタンサイレンサー: φ90x220mm
- 重量: 2.2kg
- エンドバッフル標準装備
・純正キックペダル 装着可
・GPシルバーエンブレム採用
GP-PERFORMANCE XL シリーズ
GP-Perfomanceのサイレンサーがカーボン仕様に変更されているタイプ
エンド形状も違いますね!
GP-PERFORMANCE XL フルチタン Monkey
- チタンエキパイ:φ35-φ50.8
- カーボンサイレンサー:φ100x220mm
- インナー径:φ50.8
- サイレンサー差込口:φ50.8(内径)
- 重量:約1.85kg
- 専用エンドバッフル付属(脱着可)
・キタコ製オフセットキックアームへの変更推奨
GP-PERFORMANCE XL Type-S Monkey
- ステンエキパイ:φ35-φ50.8
- カーボンサイレンサー:φ100x220mm
- インナー径:φ50.8
- サイレンサー差込口:φ50.8(内径)
- 重量:約2.35kg
- 専用エンドバッフル付属(脱着可)
・キタコ製オフセットキックアームへの変更推奨
RACING-DOWN シリーズ
RACING-DOWN ステン/チタン
- ステンエキパイ:φ35-φ50.8
- チタンサイレンサー:80φx300mm
- インナー径:50φ
- 重量:2.2kg
- エンドバッフル標準装備
・OVER製バックステップ 装着可
・OVER製SWINGARM 装着可
・キタコ製オフセットキックアームへの変更推奨
RACING-DOWN ステン/カーボン
サイズは「RACING-DOWN チタン」と同等のため省略
- ステンエキパイ
- カーボンサイレンサー
- 重量:2.3kg
RACING-DOWN ステンレス/アルミ
サイズは「RACING-DOWN チタン」と同等のため省略
- ステンエキパイ
- アルミサイレンサー
RACING-DOWN ブラック スチール
サイズは「RACING-DOWN チタン」と同等のため省略
- スチールエキパイ
- アルミサイレンサー(多分)
RACING-DOWN ブラックカスタム
サイズは「RACING-DOWN チタン」と同等のため省略
- スチールエキパイ
- アルミサイレンサー
RACING-DOWN カスタム
サイズは「RACING-DOWN チタン」と同等のため省略
- ステンエキパイ
- アルミサイレンサー
アップマフラー シリーズ
こちらは形状的にモンキー・ゴリラにしか付かないモデルだと思います。
純正のマフラーガードを取付できるので、「純正風」に仕上げることが出来るマフラーです。
手曲げ チタン アップマフラー
- チタンエキパイ: φ27.2-φ50.8
- チタンサイレンサー: 90φx200mm
・純正キックペダル 装着可
・純正マフラーカバー 装着可
・OVER製バックステップ 装着可
・OVER製SWINGARM 装着可
ステンチタン アップマフラー (SS/Ti) Monkey
- ステンレスエキパイ: φ27.2-φ50.8
- チタンサイレンサー: φ90x200mm
- 重量: 1.6kg
その他のマフラー
フルチタン スパイラル Monkey
- チタンエキパイ:φ35-φ42.7-φ50.8
- チタン中間サイレンサー:φ80x300mm(インナー径:φ42.7)
- チタンサイレンサー:φ50.8-カットエンド(インナー径:φ42.7)
- 重量:1.72kg
・キタコ製オフセットキックアームへの変更推奨
・Gクラフト製サイドスタンド(32125B/32037S)への変更推奨
・専用サイドスタンドホルダー付属
・ホイールサイズ10-12インチを推奨
・純正ステップ使用不可
・ワイドSWINGARM使用不可。
・OVER製フレーム用エンジンマウントプレートとの併用不可。
・ドレンボルトの脱着はマフラー全てを外してください。
・モンキー(インジェクション)モデルは未対応
SS(スーパースポーツ)のバイクに良くあるマフラー形状に似てますね。アンダーカウルなどを付けてマフラーをチラ見せするのもカッコよさそうです。
チタンカーボン ポリッシュブルー
フルチタン ポリッシュブルー
ステンチタン
ステンオーバル
ダックス・シャリー・カブ用
上記では全てモンキー用のマフラーを紹介してきました。
ただ「装着できるか」が不安な場合はやはり車種専用品が無難だと思います。
選択肢は少なくなりますが「間違いなく装着できる」という安心があるのは良いですね!
写真では、モンキー用と同じようにしか見えないのですが・・・
ダックス・シャリー
GP-PERFORMANCE フルチタン DAX/Chaly
RACING-DOWN DAX/Chaly
RACING-DOWN ブラック DAX/Chaly
カブ90
カブ90の設定になっていますが、50㏄のカブでも装着可能です。
50㏄のモンキー用設定があるのですから、カブ50でも問題ないと思うのですが・・・抜けが良すぎたりするのでしょうか?
ステンチタン マフラー カブ90
ステンカーボン マフラー カブ90
まとめ
種類多すぎやねん!まとめるのにめっちゃ時間かかったわ Σ(゚Д゚)
ということで、オーバー(OVER)の4mini用のマフラーを集めてみました。
これだ!と思うマフラーは見つかりましたでしょうか?
筆者はやはり「TT-Formula RS フルチタン」が好きですね!
財布と相談しないといけないことは分かりますが、どんなマフラーでもある程度の金額はしますし、妥協したマフラーを付けてしまうと、「やっぱり買っておけばよかった」と後悔し、追加購入するかもしれません。
そうなってしまうと、「安物買いの銭失い」になりかねませんので、気に入ったマフラーがあるなら金額は気にせずに気に入ったマフラーを購入するのが一番良いかと思います。
是非、至高の一本を手にしてみてはいかがでしょうか!
では、また。