カブ pc20のキャブセッティング(2023年10月)
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前回の記事「社外(中華)シリンダーヘッド交換」から引き続きバックファイヤーの症状に悩まされております。
という事で、ヘッド交換後のキャブセッティングを行おうと思います。
おさらいですが、バックファイヤーになる主な要因は下記となります。
バックファイヤー:吸気側での爆発
アフターファイヤー:排気側での爆発
- 吸気バルブの損傷(燃焼時の火がバルブの傷から吸気側に侵入し引火)
- 点火タイミングの遅角(燃焼中にバルブが開き引火)
- 燃料の濃すぎ(余分な燃料が吸気側に溜まっていて引火)
この中で「1. 2.」は
- シリンダーヘッドの交換
- タイミングチェーンの印の確認(タイミングライトは未確認)
を行ったため、問題ないと仮定して、残るは「3.」の燃料が濃すぎるという事。
これは、キャブセッティングをするしかありませんので、2023年10月時点のセッティング内容を記録します。
とその前に、参考として1995年製カブの純正値をメモしておきます。
カブ90 HA02(1995年製)のキャブの純正値
- キャブ:PB16
- スロー:#40
- ニードル:5段中3段目(真ん中)
- メイン:#85
カブの吸排気系の仕様(2023/10/時点)
下記が現時点でのカブの吸排気系の仕様です。(空気の流れる順)
- 純正エアクリBOX内にパワーフィルター
- ケーヒンPC20キャブレター
- 横型エンジン用の互換中華ヘッド
- C100EX互換シリンダー&ピストン(97cc)
- 純正マフラー(車両:1995年式)
そして、現時点での”PC20(キャブ)”のセッティングは
- スロー:#35(元々付いていた)
- ニードル:5段中3段目(真ん中)
- メイン:#88
この時点でメイン#95から順に下げてきた状態。
この記事を書いていて、気づいたことが1点ありました。
それは、スロージェットが純正値より薄くなっていること。
- PB16/スロー:#40
- PC20/スロー:#35
考えてみれば「キタコ PC20セット」を購入したのですが、50㏄用に作られてるため番手が低いのだと思う。
まあこれは、バックファイヤーに直接は無関係な気もするが、メモメモ・・・
ここからひとまずは、MJを下げていき様子を見ていきたい。
追記:2023/10/31
ツーリング(上記記事)に行く朝に
- メイン:#85(純正値)
に変更しておきました。
結果はバックファイヤーもほとんどせず、メチャメチャ調子良い!
やっぱり、燃料が濃かったんですね。
- #82
- #80
をまだ試していないので、時間のある時に「本当に#85で良いのか」の確認を行いたいと思います。
あと、スローもせっかく純正より小さいことが分かったので#40に変えてみたいです。
「キャブをPC20に交換」でも書いた通り
- 吸入量を決めるのは、エアクリ側の径
- 排出量はマフラー側の径
なのでキャブだけを変えたとしても、空気流量の変化は殆ど無いようです。
今回はポート加工なども行っているので、多少濃くした方が良いと思っていたのですが・・・
この経験から、エアクリーナーとマフラーが流入空気量の大半を司っているという検証が出来ました。
つまりエンジンチューンをしても、流入空気量が変わらなければ、本来の力を出すのは難しいという事ですね。
エンジンの期待値は上がっていますが!
今回使った道具・部品
キャブの調整に一つあると便利
まとめ
2023/10/28時点のセッティング内容は
- スロー:#35(元々付いていた)
- ニードル:5段中3段目(真ん中)
- メイン:#85
キャブのセッティングはピタッと当たりが出ると、車体から身体に「今元気ですよ~!」というのが伝わってくる感じがメチャメチャ気持ちが良いです!
この実際に体感できるのがバイクカスタムの一番楽しいところではないでしょうか!
是非皆さんにも、この楽しさを味わっていただきたい筆者であります。
では、また!