カブ ボトムリンクのオーバーホールを徹底解説

ボトムリンクじゃなきゃカブじゃない! ノリンです。
今回は スーパーカブ90(HA02) の Fサスペンション交換 と ボトムリンクのオーバーホール(OH) をやったので、その記録をご紹介!
ツーリングで長距離走行もしてみましたが、絶好調!(`・ω・´)b
中古のボロカブ、まずはこんな整備から!
中古で購入したボロカブを「とりあえず乗れるように!」とやった整備はコチラ↓↓
- シートの破れ補修(張替え)
- チェーン交換
- タイヤ&チューブ交換
- エアクリ交換
- キャブレターのOH
- ヘッドライトスイッチ修理
- 車体&ホイールの錆取り
その後しばらく乗っていたのですが、信号待ちでフロントブレーキをかけながら「おお、これがボトムリンクか~(*‘∀‘)」と堪能している時に 違和感発見!
ブレーキかけると…「むにゅ?」って感じ?最初は「これが普通?」と思ってたけど、何か違う(; ・`д・´)
原因究明!そして決断のOH!
カブにまたがりながらフロントタイヤをじーっと見て、前後に揺らしてみると…発見してしまいました…
ブレーキかけるとフロントタイヤが右に傾く!?
これはもう、オーバーホールするしかなさそうです。
ボトムリンクのオーバーホール開始

摩耗してズレているカラーを見て「これはアカン」となりました。
摩耗してしまって、カラーがずれています。

ボトムリンクのFサスがボルト止められている部分のカラーです。摩耗しているのが一目瞭然ですね。
ボトムリンクの部品紹介

筆者のカブは「型式:C90DS」となっており、年式は1995年製のカブです。
下記は筆者のカブと同じ年式のパーツリストから、ボトムリンクのOHに必要な主要部品のみ表に書き出してみました。(表の下で部品紹介しています。)
“【適合車種】
・ボトムリンク式のフロントサスを持つスーパーカブ
・おおよそで1988年以降の全車及びリトルカブ全車に適合
・1999年以降のアクスルシャフト径12mmのカブ90/70(いわゆるデカドラム車)にも適合します。
1987年以前のサスペンションアームにグリスニップルが付いているタイプは径が異なる為適合しません。
見出番号 | 部品番号 | 部品名 | 使用個数 |
---|---|---|---|
1 | 51310-041-010 | Rアームのみ | 1個 |
2 | 51311-GK4-971 | ブッシュ,フロントクッションアンダー | 2個 |
3 | 51312-GK4-971 | ブッシュ,フロントアームピボット | 2個 |
4 | 51315-041-000 | Rアーム(2.3.の部品セット) | 1個 |
5 | 51320-041-010 | Lアームのみ | 1個 |
6 | 51325-041-000 | Lアーム(2.3.の部品セット) | 1個 |
7 | 51331-GK4-970 | カラー,フロントアームピボット | 2個 |
8 | 51333-001-000 | キャップ,フロントアームピボットダストシール | 4個 |
9 | 51334-GK4-970 | カラー,フロントクッションデイスタンス | 2個 |
10 | 51336-001-000 | キャップ,フロントアームピボットダストシール | 4個 |
17 | 91311-PH7-004 | Oリング,13.8×2.4(アライ) | 8個 |
ボトムリンク インナーパーツ各種
筆者のカブの場合、アームの損傷は無いため今着いているアームを再利用することにしました。
アームに圧入されているピボットカラーを交換できるスキルがあれば、バラ売りの方が大分安く済みますのでおすすめです。
カラーの交換方法は下記に記載しておきますね。
ボトムリンクのアームを再利用する場合は下記部品を必要個数購入するだけで問題ありません。
↑必要個数:2個
↑必要個数:2個
↑必要個数:2個
↑必要個数:2個
↑必要個数:4個
↑必要個数:4個
↑必要個数:8個
ボトムリンク アーム左右
ボトムリンクアーム錆取り

古いバイクですので錆も出ています。
折角外したので、リューターと真鍮ブラシを使ってキレイにしました。
リューターと真鍮ブラシは色々な部品に使えます。例えば、エンジンのフィンの奥まで入れて磨くことが出来たりなど、あるとメチャメチャ便利です。
ガンガン使うので、大量購入がおすすめ!
ピボットカラーの取り付け方法
カラーを入れるときにボルトとワッシャーを使った方法です。
お金もかからず簡単で初心者向けだと思います。この方法で交換できればアーム分の金額を浮かすことが出来るので、挑戦してみましょう!
外し方
ピボットカラーの取り外しは下記道具を使います。
- ボックスレンチのボックス
- ハンマー(プラハンマーがおすすめ)

ボックス(大)にアームの部分を当ててセットし、その上からボックス(小)をカラー部分のみに当てて、ハンマーで叩くと外れます。
ハンマーで叩くときは少しずつ数回に分けて叩いてください。
注意:指を叩かないでね!
カラーを抜く手順
- アームの外径と同じ大きさで、内径がカラーより大きいボックスを見つける
- アームのカラーよりも外径が小さく、カラーだけに当たる大きさのボックスを見つける
- 1.のボックス(大)の穴側を上に向け、アームのカラーの部分を載せる
- カラーの部分に2.のボックス(小)を当てる
- 「ボックス(大)・アーム・ボックス(小)」になったら、ボックス(大)を下側にして置く
- ボックス(小)をハンマーで叩くと抜けていく
カラーが最後ら辺まで抜けてくると、ボックス(大)の底に当たって最後まで抜けないこともあると思いますが、そこまでくればプライヤーなどで引っ張れば抜けると思います。
付け方
アーム内側とカラーにグリスを塗りながら作業します。
以前、ブレーキ清掃時に使用したシリコングリースが余っていたのでそれを使いました。
シリコングリースは高温でも溶けにくく作られているため、ブレーキ周りにも使える高性能グリスです。
余談ですが、ブレーキ周りに普通のグリスは使わないでくださいね。溶けてブレーキシューに付着したらマジで危険です。
話を戻します。

画像のように「ボルト・ワッシャー・平らな板・アーム・カラー・ワッシャー・ナット」の順番で挟んで
ボルトナットを閉めこんでいけばカラーが徐々に入っていく仕組みです。
最後まで入ったらボルトを外して完了です。
※画像のボルトとワッシャーは元々ついているパーツを利用しています。
1.カラー左右の隙間調整は「カラー外し」に使ったボックスとハンマーを使い、ちょっとずつ調整してください。
2.最初カラー入れる時に、カラーが斜めに入らないように注意が必要です。少しでも違和感を感じたらやり直してください。
以上がピボットカラーの交換方法となります。
ボルトとワッシャーでやりたくない方は万力(クランプ)を使ってください。
アームが再利用できるのであれば、カラーの交換を自身で行うだけで8000円近くも安く済みますので、挑戦してみましょう!
サスペンション交換もついでにやってみた!

せっかくボトムリンクのOHをするなら、サスペンションも一緒にリフレッシュしたい!
ということで、 「東京堂のYSS製サスペンション」 を選びました。
純正にするか迷ったんですが、YSS製サスの評判も良くてデザインもスタイリッシュ!強化サス だけど、見た目もオシャレで、ちょっと良い感じにカスタムされた感も出せるのが気に入りました。(´艸`)
交換後の感想✨
交換して乗り出してみたら… 「めっちゃいい!」 の一言。
カブの純正サスは柔らかめで、古くなってくると抜け気味になることもあるけど、今回の強化サスはその悩みをしっかり解消してくれました!
- 段差での「底付き」が無い!
以前はマンホールや道路の段差に当たるたびに、 「ガツン!」 というショックが体に直撃してたいたのですが、交換後はその不快感がゼロに!まるで別のバイクに乗っているかのような快適さにビックリしました。 - 硬すぎず柔らかすぎず、絶妙なバランス!
「強化サス=ガチガチ」って思っていたのですが、YSS製サスは程よい硬さでした。長時間のツーリングでも腰に優しいし、路面の凸凹もスムーズに吸収してくれるから快適。強化されているけど、カブらしい軽快な乗り心地も損なわない絶妙なセッティングだと思います。 - 安定感が増した!
コーナーリングやブレーキング時の安定感がアップ!フロントがしっかりしていると、ライディングも安心感が違う。峠道なんかでもカブで攻めたくなる気持ちが出てくるかも!?(; ・`д・´)
ノリンの勝手な考察♪
昔のカブは未舗装路や低速走行が前提の設計だから、柔らかいサスが標準だったと思うんです。でも、現代の舗装路や巡航速度には、ちょっと物足りないのが正直なところ…。
そんな現代の道路事情には、 強化サス がむしろマッチするんじゃないか?って感じました。特にカスタムや長距離ツーリングを楽しむ人には、 交換する価値アリ! ですね!
リヤサスも交換すると、さらに乗り心地アップ!
今回使用した道具・部品
まとめ~ノリン流DIYのススメ~
「DIYって難しそう…」 と思うかもしれないけど、意外とやってみると楽しいし、何より 愛着が倍増! 自分の手でカスタムしたバイクに乗るのは、最高の気分ですよ♪
そして、 工賃ゼロ! これが一番のメリット!(`・ω・´)b
最低限の工具さえあれば、DIYで1万円近く浮かせられるのも嬉しいポイントです。
「やってみたい!」と思ったら、ぜひチャレンジしてみてね!
カブライフがさらに楽しくなること間違いなしです!
では、また!(≧▽≦)ノシ