【カブ】バイクのタイヤ交換方法を丁寧に解説!コツも紹介
コツを知れば楽勝! ノリンです
タイヤ交換自分でやりたいですよね!? ( ´∀` )
先日、カブ(HA02)のタイヤを交換しましたので、その方法をご紹介したいと思います。
筆者が乗っているカブはスポークホイールでチューブタイヤなのですが、チューブレスタイヤもやり方は殆ど同じなので参考になると思います。
この記事を読むと
- バイクのタイヤの交換方法
- 注意点
- コツ
などが分かります。
早速ですが、まいりましょう!
タイヤ交換に必要な道具
道具が無いと始まりませんね。前もって準備しておきましょう!
タイヤレバーセット
ホイール(リム)からタイヤを脱着するのに使うメインの工具です。
こちらは、ムシ(バルブコア)外しなども入っているのでこれだけあれば作業できますね。
バルブインサートツール
チューブレスタイヤのゴムバルブ交換に必要な工具です。
劣化でゴムバルブに亀裂が入りパンクすることが良くありますので、タイヤ交換の際には一緒に交換しておく方が良いでしょう。
ビードワックス
あった方が100%楽になるやつです。
特にチューブレスタイヤはビードが硬いので、必須!
空気入れ
最後タイヤに空気を入れる時に使います。ホイールだけガソスタに持っていき空気を入れることも出来ますが、面倒なのであると便利です。
コンパクトサイズなので、万が一のためにツーリングに持っていくことも出来ますよ!
結構売れてるみたいです。(∩´∀`)∩
タイヤ交換の大まかな流れ
- タイヤの空気を抜く
- ビードを落とす
- 手前のビードをタイヤレバーで外す
- チューブを抜き取る(チューブタイヤの場合)
- 奥のビードをタイヤレバーで外す
- ゴムバルブやゴムバンドの交換
- タイヤの準備
- 奥のビードを入れる
- チューブを入れる(チューブレスタイヤはスキップ)
- 手前のビードを入れる
- 空気を入れて完成
タイヤを外してから、入れるまでの手順はだいたいこんな感じです。
では、実際に作業していきましょう!
タイヤの空気を抜く
タイヤのバルブにはムシ(バルブコア)が入っていますので、虫回しを使って取り外します。
ムシを外すと勢いよく空気が噴出されますので、ムシが飛ばされないように指で押さえながらゆっくり外してください。
ビードをリムから落とす
タイヤの内側のリムと接する部分をビードと言います。
チューブタイヤは空気が抜けていれば、手で押しつぶすだけでビードが落ちます。
片側が落ちたら、ホイールを反転させて反対側のビードも落としてください。
両側のビードがリムの中央にある凹みに落ちていることが、タイヤ交換最大の肝です。
チューブレスタイヤの場合
チューブレスタイヤは空気が漏れないように、ビードがリムとガッチリ密着しているためビードを落とす難易度が高いですが、下記方法などを使って落としていきましょう。
両側のビードが落ちれば完了です。
ビードブレイカーを使う方法(おすすめ)
タイヤ幅6インチ(15.24cm)まで使えるビードブレイカーとなります。
タイヤを挟んで、レバーで潰すだけの簡単な作業なので、誰でも安全に作業が可能です。
やはり専用工具は偉大ですよね。
値段もそんなに高くないのでお店の交換工賃を考えたらフロントとリアのタイヤ交換で元が取れるんじゃないでしょうか。
スコップで体重をかける方法(筆者が行っている方法)
むかーし昔、バイク好きな友人の父親に教わった方法を今でも使っております。笑
ホイールの淵にスコップを当てて、土を掘るときのようにスコップの上に飛び乗り、全体重を掛けます。
1か所でもビードが落ちれば、後は足で踏むだけで、落とすことができますよ。
スコップが無いのなら、わざわざこの方法をする必要はないですね!笑
バランスを崩すと危険なので、平らな場所で行ってください。また、下に段ボールなどを引いてホイールを保護しないと傷がつきます。
手前のビードをタイヤレバーでリムの外へ
通常外すときにはビードワックスを使いませんが、塗っておくと作業が楽になります。
筆者の場合、ノータッチ(タイヤワックス)を代用してますが。笑
まず、1本目のタイヤレバーをリムとビードの隙間に入れて、テコの原理を使い、ビードをリムの外側にひっくり返します。
次に2本目のタイヤレバーを、まだビードがリムの内側にある辺りに差し込み同じようにひっくり返します。
タイヤレバー同士の幅は広すぎても狭すぎてもひっくり返すのが難しいので、うまい位置を探してください。
画像のように、ビードが全周の1/4程度出てしまえば、勝手に戻ることは無いので、一息つきましょう!笑
後は手で引っ張れば、外していくことができると思います。
力を入れてもビードがリムより外側に出てこない時は・・・
タイヤレバーでひっくり返したい部分以外のビードがリムの凹みにちゃんと落ちているかを全周確認してください。
作業中にビードが勝手にリムに乗っかてしまうことは「あるある」です。
チューブを抜き取る(チューブタイヤの場合)
バルブのナットを外します。
バルブはリムに押し込むようにして、リムの内側に入れます。
ビードの隙間からチューブを引っ張りだして外します。
5.奥のビードを外す
カブの場合はレバーを使わなくても引っ張るだけで外れてしまいます。
必要があれば、最初のビードを外したようにレバーを使って外してください。
以上でタイヤ外しが完了です。
6.ゴムバルブやゴムバンドの交換
スポークホイールではチューブをニップルから保護するためにゴムバンドが付いていますので、必要があれば交換しましょう。
買っても100円程度の物ですが、亀裂や穴が無ければそのまま使っても大丈夫です。
チューブレスタイヤでは、このタイミングでゴムバルブを交換してください。
ゴムバルブはタイヤ交換と一緒に必ず交換することをおすすめします。
7.タイヤの準備
新しいタイヤには、前もってビードワックスを塗っておいてください。
チューブやタイヤの内側にも塗っておくことで、空気を入れた時に均等に広がりやすくなります。
8.奥のビードを入れる
写真撮り忘れました(´-ω-`)
片側から徐々に押し込んでいき、ある程度硬くなってきたらタイヤレバーを使ってリムの内側に入れ込んでいきます。
この作業もカブならレバーは使わなくて入っちゃいます!
9.チューブを入れる(チューブレスタイヤはスキップ)
新しいチューブは、封を開けたら一回空気を入れて伸ばしておきましょう。このときバルブのシムは外しておいてください。
新しいチューブを手で押し込んでいきます。
このときにバルブをリムから出しておきます。
10.手前のビードを入れる
ある程度までは手で押し込んでいき、硬くなってきたらレバーを使って入れていきます。
レバーを使う際に、チューブを挟んでしまうと穴が開くことがありますので注意しながら作業してください。これも「あるある」です。
11.空気を入れて完成
最後にシム(バルブコア)を入れて、空気を入れれば完了
最後に車体に取り付けたら完成です。
カブ90はアクスルシャフトの締め付けトルクが44Nmです。
まとめ
この記事では、チューブタイヤとチューブレスタイヤを自分で交換する方法を紹介しました!
今回は筆者のカブ90(HA02)で説明してみました。
カブはタイヤレバーを使わなくても簡単にタイヤをリムから外せるなど、整備がしやすいバイクです。
他の車種だともう少し手間がかかるかもしれませんが、基本的なやり方は同じなので、じっくりやればDIYで交換できると思います。
ぜひ、挑戦してみてください!
タイヤ交換ができるようになると、バイクへの愛着もさらに増しますよ~。
では、また!